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学童野球 問題と解説集(上級)

上級の全61問です。「答えと解説を見る」を押すと、正解・解説・ほかの選択肢の説明・条文の要点が出ます。問題のページでは、同じ問題でも出る日によって選択肢が入れ替わります。ここには、出ることがある選択肢をすべて載せています。

対応している規則:公認野球規則(2026年度)・全軟連(学童部)の規定

本日の上級7問に挑戦する

言葉の意味は、学童野球 審判用語集で調べられます。

  1. 上級1 走者なし、2ストライク。打者が空振りした第3ストライクの投球が、捕手の横を抜けて後ろへそれ、球審のマスクに当たってはね返った。それを捕手が、地面に落ちる前に捕った。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 捕球にならず、打者は一塁へ走れる
    2. ボールデッドで、打者は三振でアウト
    3. 正しい捕球になり、打者は三振でアウト
    4. ボールデッドで、打者に一塁を与える
    答えと解説を見る

    正解:A 捕球にならず、打者は一塁へ走れる規則5.06(c)(7)・規則5.09(a)(2)

    解説

    第3ストライク(ファウルチップではない投球)が捕手の後ろへそれて球審に当たっても、ボールインプレイです。はね返ったボールを地面に落ちる前に捕っても、正しい捕球にはならないので、打者はその捕球ではアウトになりません。この場面は一塁が空いているので、打者は一塁へ走れ、守備側は一塁への送球か、打者へのタッグでアウトにします。一塁に走者がいて二死より前なら、捕れなかった第3ストライクと同じく、打者はアウトです。

    ほかの選択肢

    • B ボールデッドで、打者は三振でアウト
      ボールインプレイのままで、捕球にもならないので、この時点で打者をアウトにはできません。
    • C 正しい捕球になり、打者は三振でアウト
      球審に当たってはね返ったボールを捕っても、正しい捕球にはなりません。
    • D ボールデッドで、打者に一塁を与える
      当たってはね返っただけで、マスクに挟まって止まったのではないので、ボールインプレイのままです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボールデッドで、打者は打撃を続ける
      空振りの投球はファウルチップではないので、審判員に当たってもボールインプレイのままです。

    試合でのポイント

    振り逃げができる場面で、第3ストライクが球審に当たってはね返ったときは、捕手が捕ってもアウトを宣告せず、一塁でのプレイを見て判定します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(c)(7)【原注】・5.09(a)(2)【原注】

    • 第3ストライク(ファウルチップを除く)が捕手の後ろへそれて審判員に当たっても、ボールインプレイ
    • 審判員に当たってはね返ったボールを捕手が捕っても、正しい捕球ではない。打者は一塁への送球かタッグでアウトになる
    • 投球が審判員や捕手のマスク・用具に挟まって出てこないときは、ボールデッド(第3ストライクなら打者に一塁)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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    公認野球規則の日本語の全文は公開されていないため、条項のリンク先は英語の原文です。スマホでは、PDFの指定のページではなく先頭が開くことがあります。

  2. 上級2 二死一・三塁。打者の打球は中堅手の前に落ちた。三塁走者は本塁に触れたが、中堅手がすぐ二塁へ送球し、一塁走者が二塁でフォースアウトになった(第3アウト)。このときの得点とその理由として正しいのはどれか?

    1. 得点にならない。タッグプレイによる第3アウトだから
    2. 得点にならない。第3アウトなら、アウトの種類は関係ないから
    3. 1点が入る。三塁走者がアウトより先に本塁に触れたから
    4. 得点にならない。第3アウトが、二塁でのフォースアウトだから
    答えと解説を見る

    正解:D 得点にならない。第3アウトが、二塁でのフォースアウトだから規則5.08(a)

    解説

    第3アウトがフォースアウトのときは、そのプレイの間に本塁に触れた走者がいても得点になりません。打者が走者になったので一塁走者には二塁へ進む義務があり、二塁でのアウトはフォースアウトです。

    ほかの選択肢

    • A 得点にならない。タッグプレイによる第3アウトだから
      一塁走者には二塁へ進む義務があったので、二塁でのアウトはタッグプレイではなくフォースアウトです。得点にならないのは、第3アウトがフォースアウトだからです。
    • B 得点にならない。第3アウトなら、アウトの種類は関係ないから
      第3アウトの種類によって、得点が認められるかどうかが変わります。得点にならないのは、第3アウトがフォースアウトだからです。
    • C 1点が入る。三塁走者がアウトより先に本塁に触れたから
      フォースアウトが第3アウトなら、本塁に触れた順番に関係なく得点になりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 1点が入る。三塁走者には進む義務がなかったから
      得点した走者に進む義務がなくても、第3アウトがフォースアウトなら得点になりません。
    • 得点にならない。三塁走者にも進む義務があったから
      一・三塁では、打者が走者になって進む義務ができるのは一塁走者だけです。得点にならないのは、第3アウトがフォースアウトだからです。
    • 得点にならない。一塁に達する前の打者走者のアウトだから
      第3アウトになったのは打者走者ではなく、二塁でフォースアウトになった一塁走者です。

    試合でのポイント

    二死でのフォースアウトは本塁到達の早さを比べないので、まず第3アウトがフォースアウトかどうかを判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.08(a)

    • 例外:第3アウトがフォースアウト(進む義務のある走者へのアウト)なら、そのプレイ中に本塁に触れた走者の得点は認めない
    • フォースアウトでない第3アウト(タッグプレイなど)なら、アウトより前に本塁に触れた走者の得点は認める(打者走者が一塁に触れる前にアウトになったときと、前の走者が塁の踏み忘れやリタッチ忘れのアピールでアウトになったときは除く)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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    公認野球規則の日本語の全文は公開されていないため、条項のリンク先は英語の原文です。スマホでは、PDFの指定のページではなく先頭が開くことがあります。

  3. 上級3 一死一塁。打者のライナーは中堅手の前でワンバウンドし、中堅手が捕った。一塁走者は二塁に触れたが、直接捕られたと思い込んで、一塁へ戻り始めた。中堅手の送球を受けた遊撃手が、二塁ベースを踏んだ(走者にはタッグしていない)。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. セーフ(走者本人に、タッグしていないから)
    2. ボールデッド(走者を二塁に戻して再開)
    3. アウト(フォースの状態に戻ったから)
    4. セーフ(一度触れて、フォースがなくなったから)
    答えと解説を見る

    正解:C アウト(フォースの状態に戻ったから)規則5.09(b)(6)

    解説

    打者が走者になったために次の塁へ進まなければならない走者は、その塁に触れた時点でフォースの状態ではなくなります。しかし、触れたあとに、理由は何であれ元の塁の方へ戻り始めると、フォースの状態に戻ります。そのため、守備側がボールを持って二塁に触れれば、走者にタッグしなくてもアウトです。

    ほかの選択肢

    • A セーフ(走者本人に、タッグしていないから)
      フォースの状態に戻っているので、走者にタッグしなくても、二塁に触れればアウトです。
    • B ボールデッド(走者を二塁に戻して再開)
      ボールデッドにはならず、プレイはそのまま続きます。
    • D セーフ(一度触れて、フォースがなくなったから)
      次の塁に触れるとフォースはなくなりますが、そのあとに元の塁の方へ戻り始めると、フォースの状態に戻ります。

    ほかに出ることがある選択肢

    • セーフ(勘違いで戻っただけだから)
      理由が何であれ、触れたあとに元の塁の方へ戻り始めると、フォースの状態に戻ります。
    • セーフ(打者走者が一塁に達していたから)
      打者走者が一塁にいても、元の塁の方へ戻り始めた走者はフォースの状態に戻ります。
    • セーフ(アピールの宣言がなかったから)
      これはアピールプレイではなく、ボールを持って二塁に触れればアウトになります。

    試合でのポイント

    押し出された走者が次の塁に触れたあとも目を離さず、戻り始めたかどうかを見て、フォースプレイかタッグプレイかを判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(6)

    • 打者が走者になったために進む走者は、次の塁に触れる前に、本人か次の塁がタッグされるとアウト
    • 次の塁に触れたら、フォースの状態はなくなる(滑り越えたり走り越したりしたらタッグが必要)
    • 次の塁に触れたあとで元の塁の方へ戻り始めたら、フォースの状態に戻り、次の塁に触れればアウトにできる

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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    公認野球規則の日本語の全文は公開されていないため、条項のリンク先は英語の原文です。スマホでは、PDFの指定のページではなく先頭が開くことがあります。

  4. 上級4 一死一・三塁。打者のライナーを遊撃手が直接捕った。三塁走者は捕球より前に離塁して、そのまま本塁に触れた。そのあと、一塁への送球で、戻れなかった一塁走者がアウトになった(第3アウト)。本塁に触れたのは、このアウトより先だった。守備側は、投手と内野手がまだフェア地域にいるうちに、三塁でアピールした。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 一塁でのアウトがフォースアウトなので、アピールと関係なく得点にならない
    2. アピールが認められて三塁走者がアウトになり、得点にならない
    3. 第3アウトのあとなので、アピールはできず、1点が入る
    4. アピールは認められるが、アウトは3つまでなので、1点が入る
    答えと解説を見る

    正解:B アピールが認められて三塁走者がアウトになり、得点にならない規則5.09(c)

    解説

    第3アウトのあとでも、期限内であれば、別の走者へのアピールが認められます(いわゆる「第4アウト」)。アピールによるアウトが優先されて第3アウトにおきかわるので、早く離塁した三塁走者の得点は認められません。

    ほかの選択肢

    • A 一塁でのアウトがフォースアウトなので、アピールと関係なく得点にならない
      ライナーの捕球後に戻れずアウトになるのは、フォースアウトではありません。アピールがなければ1点が入ります。
    • C 第3アウトのあとなので、アピールはできず、1点が入る
      第3アウトのあとでも、期限内なら別の走者へのアピールはできます。
    • D アピールは認められるが、アウトは3つまでなので、1点が入る
      アピールによるアウトが第3アウトとして扱われるので、その走者の得点は認められません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 本塁に触れたあとなので、アピールはできず、1点が入る
      本塁に触れて得点したあとでも、早い離塁へのアピールは認められます。
    • 攻撃側が選んだ方を第3アウトにし、1点が入る
      攻撃側が選ぶことはなく、アピールによるアウトが第3アウトとして優先されます。
    • 捕球より後に本塁に触れたので、1点が入る
      本塁に触れた時刻に関係なく、捕球より前に三塁を離れた走者はアピールでアウトになります。

    試合でのポイント

    守備側がこのアピールをしなければ得点が認められるので、審判員はアピールがあるかどうかを最後まで見届けてから攻守交代にします。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(c)

    • 第3アウトのあとでも、別の走者へのアピールが認められることがある(見かけの「第4アウト」)
    • アピールによるアウトが優先され、どのアウトを第3アウトとするかが決まる。アピールが2つ以上なら、守備側が有利な方を選べる

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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    公認野球規則の日本語の全文は公開されていないため、条項のリンク先は英語の原文です。スマホでは、PDFの指定のページではなく先頭が開くことがあります。

  5. 上級5 二死一塁。打者の長打で、一塁走者は二塁を踏まずに三塁を回り、本塁に触れた。打者走者は三塁を狙ってアウトになった(第3アウト。試合はまだ続く)。守備側が「一塁走者が二塁を踏んでいない」とアピールできる期限として正しいのはどれか?

    1. 投手とすべての内野手が、フェア地域を離れる前まで
    2. 試合が終わる前までなら、いつでもよい
    3. 次のイニングの最初の投球が行われる前まで
    4. 第3アウトになったので、アピールはもうできない
    答えと解説を見る

    正解:A 投手とすべての内野手が、フェア地域を離れる前まで規則5.09(c)

    解説

    アピールは、次の投球や、次のプレイ・プレイの企ての前にしなければなりません。イニングが終わるプレイで起きた違反は、守備側が競技場を去る前、つまり投手とすべての内野手がベンチへ向かってフェア地域を離れる前までにアピールします。なお、アマチュア野球では、試合が終わるときに限り、両チームが本塁に整列する前までアピールできます。

    ほかの選択肢

    • B 試合が終わる前までなら、いつでもよい
      アピールには期限があり、それを過ぎたらできません。
    • C 次のイニングの最初の投球が行われる前まで
      次のイニングまで待つことはできません。投手と内野手の全員がフェア地域を離れたら期限切れです。
    • D 第3アウトになったので、アピールはもうできない
      第3アウトのあとでも、期限内なら別の走者へのアピールはできます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 守備側の全員がベンチに入る前まで
      全員がベンチに入るまで待つのではなく、投手と内野手がフェア地域を離れたら期限切れです。
    • 投手がマウンドを離れる前まで
      投手がマウンドを離れても、投手とすべての内野手がフェア地域を離れる前なら、アピールできます。
    • その走者がベンチに戻る前まで
      走者がどこにいるかではなく、投手と内野手がフェア地域を離れたかどうかで決まります。

    試合でのポイント

    イニングの終わりの踏み忘れは、守備側がアピールするかどうかを、内野手が引き上げるまで塁審もよく見ておきます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(c)

    • アピールは、次の投球、または次のプレイやプレイの企ての前までにする(アピールそのものはプレイとみなさない)
    • イニングが終わるプレイでの違反は、守備側が競技場を去る前まで。投手とすべての内野手がベンチへ向かってフェア地域を離れたら「去った」とする(アマチュア野球で試合が終わるときは、両チームが本塁に整列する前まで。【注3】)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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    公認野球規則の日本語の全文は公開されていないため、条項のリンク先は英語の原文です。スマホでは、PDFの指定のページではなく先頭が開くことがあります。

  6. 上級6 走者二塁。二塁走者が二塁と三塁の間で挟まれた(ランダウンプレイ)。ボールを持っていない三塁手が走路に立ちはだかり、走者とぶつかった。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. プレイを続け、終わってから審判員が進塁を決める
    2. 挟まれていたので妨害は取らず、プレイを続ける
    3. ボールデッドで、走者は元の二塁に戻される
    4. ボールデッドで、走者には少なくとも三塁が与えられる
    答えと解説を見る

    正解:D ボールデッドで、走者には少なくとも三塁が与えられる規則6.01(h)(1)

    解説

    走塁妨害を受けた走者に対してプレイが行われていたときは、ただちにボールデッドになります。妨害された走者には、妨害の前に最後に正しく触れていた塁から、少なくとも1個先の塁が与えられます。

    ほかの選択肢

    • A プレイを続け、終わってから審判員が進塁を決める
      プレイを続けてから判断するのは、妨害された走者にプレイが行われていないときです。
    • B 挟まれていたので妨害は取らず、プレイを続ける
      ボールを持たず、守備もしていない野手が走者のじゃまをしたので、走塁妨害です。
    • C ボールデッドで、走者は元の二塁に戻される
      妨害された走者には少なくとも1個先の塁が与えられます。元の塁に戻すことはありません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 走者の守備妨害で、走者はアウト
      ボールを持たない野手が走路に立ちはだかってぶつかったので、走者ではなく野手の走塁妨害です。
    • ボールデッドで、攻撃側の監督が走者の塁を選ぶ
      監督が選ぶのではなく、妨害された走者に少なくとも1個先の塁を与えます。

    試合でのポイント

    挟まれた走者への走塁妨害では、「タイム」と同じように両手を頭上に上げ、「オブストラクション」と宣告してボールデッドにします。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(h)(1)

    • 妨害された走者にプレイが行われているとき(打者走者が一塁に触れる前の妨害も):ただちにボールデッド
    • 妨害された走者には、最後に正しく触れた塁から少なくとも1個先の塁。ほかの走者も、妨害がなければ達したと思われる塁へ
    • このときの宣告は、「タイム」と同じく両手を頭上に上げて示す

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  7. 上級7 走者なし。打者の打球が左中間を抜けた。打者走者が一塁を回ったところで、打球を追っていない一塁手とぶつかり、大きくよろけた。このときボールはまだ外野にある。審判員の対応として正しいのはどれか?

    1. すぐにボールデッドにして、打者走者を一塁に戻す
    2. ボールに関係のない場所なので、何もしないでプレイを続ける
    3. プレイを続け、止まってから、妨害がなければ達したと思う塁を与える
    4. すぐにボールデッドにして、打者走者に二塁を与える
    答えと解説を見る

    正解:C プレイを続け、止まってから、妨害がなければ達したと思う塁を与える規則6.01(h)(2)

    解説

    妨害された走者に対してプレイが行われていないときは、すぐには止めず、それ以上プレイが進まなくなるまで続けさせます。そのあと審判員が「タイム」をかけ、妨害がなければ進めたと判断した塁を与えるなど、妨害の影響を取り除く処置をします。

    ほかの選択肢

    • A すぐにボールデッドにして、打者走者を一塁に戻す
      妨害を受けた走者を、前の塁に戻すことはありません。
    • B ボールに関係のない場所なので、何もしないでプレイを続ける
      ボールがなくても、野手が走者のじゃまをすれば走塁妨害です。プレイのあとで処置します。
    • D すぐにボールデッドにして、打者走者に二塁を与える
      すぐにボールデッドにするのは、妨害された走者にプレイが行われているときです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者走者の守備妨害で、打者走者はアウト
      打球を処理していない一塁手が打者走者のじゃまをしたので、守備妨害ではなく走塁妨害です。
    • プレイを続け、止まってから、必ず1個先の塁を与える
      決まった数の塁を与えるのではなく、妨害がなければ達したと思う塁を与えます。
    • 一塁手に注意し、もう一度あれば走塁妨害にする
      注意ですませるのではなく、1回目から走塁妨害として処置します。

    試合でのポイント

    プレイが続いている間も、妨害を見たらすぐに「オブストラクション」と宣告(またはシグナル)しておき、プレイのあとにどこまで進めるかを決めます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(h)(2)

    • 妨害された走者にプレイが行われていないとき:それ以上プレイが進まなくなるまで続けさせる
    • そのあと「タイム」をかけ、妨害の影響を取り除くと判断した処置(塁を与えるなど)をする
    • 与えられると思われる塁より先へ進もうとした走者は、アウトになる危険を負う

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  8. 上級8 走者一塁。打者がスイングしたとき、バットが捕手のミットに当たった(打撃妨害)。それでも打球は右中間を抜け、打者は二塁に、一塁走者は三塁に達した。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 打撃妨害なので、プレイを取り消して打ち直しにする
    2. 打撃妨害とは関係なく、二塁打と走者三塁のプレイが生きる
    3. 打撃妨害を取り、打者は一塁、一塁走者は二塁に戻す
    4. 攻撃側の監督が、打撃妨害とプレイの結果のどちらかを選ぶ
    答えと解説を見る

    正解:B 打撃妨害とは関係なく、二塁打と走者三塁のプレイが生きる規則6.01(c)

    解説

    打撃妨害があっても、打者が安打などで一塁に達し、ほかの走者も全員が1個以上進んだときは、妨害とは関係なくプレイが続きます。この場合は、監督が選ぶまでもありません。

    ほかの選択肢

    • A 打撃妨害なので、プレイを取り消して打ち直しにする
      プレイを取り消して打ち直すことはありません。
    • C 打撃妨害を取り、打者は一塁、一塁走者は二塁に戻す
      打者も走者も1個以上進んだので、妨害のペナルティは使いません。
    • D 攻撃側の監督が、打撃妨害とプレイの結果のどちらかを選ぶ
      全員が1個以上進んだときは、選ぶまでもなく、プレイの結果がそのまま生きます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打撃妨害の1個を足して、打者は三塁、走者は本塁へ
      妨害による進塁を、プレイの結果に上乗せすることはありません。
    • 打者の守備妨害で、打者はアウト。走者は一塁に戻す
      バットが捕手のミットに当たったのは捕手の打撃妨害で、打者の反則ではありません。

    試合でのポイント

    打撃妨害が起きてもプレイは止めずに続けさせ、結果を見てから、打者と全走者が1個以上進んだかどうかを確かめます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(c)

    • 捕手などが打者を妨げたら、打者に一塁が与えられる(打者は一塁まで進んで触れる)
    • 打者が安打・失策・四死球などで一塁に達し、ほかの走者も全員が1個以上進んだら、妨害に関係なくプレイが続く
    • プレイ中に妨害が宣告されても、球審はプレイを続けさせる(監督が結果を選ぶことがあるため)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  9. 上級9 一死三塁。打者が外野へフライを打ち上げたが、その打撃のときに捕手の打撃妨害があった。フライは捕らえられ、三塁走者はリタッチして本塁に触れた。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 攻撃側の監督が、プレイの結果か妨害のペナルティかを選べる
    2. 打撃妨害なので、得点を認めたうえで打者にも一塁を与える
    3. 得点も打者のアウトも、そのまま認めて試合を続ける
    4. 打撃妨害が優先され、打者は一塁、三塁走者は三塁に戻る
    答えと解説を見る

    正解:A 攻撃側の監督が、プレイの結果か妨害のペナルティかを選べる規則6.01(c)

    解説

    打撃妨害のあとにプレイが続いたときは、攻撃側の監督は、妨害のペナルティを断ってプレイの結果を選ぶことができます。この場面では、1点を取って打者のアウトを受け入れるか、打者が一塁へ進んで三塁走者は三塁にとどまるかを選べます。

    ほかの選択肢

    • B 打撃妨害なので、得点を認めたうえで打者にも一塁を与える
      得点と打者の一塁の両方をもらうことはできません。どちらか一方です。
    • C 得点も打者のアウトも、そのまま認めて試合を続ける
      プレイの結果をとるかどうかは、攻撃側の監督が選びます。自動的には決まりません。
    • D 打撃妨害が優先され、打者は一塁、三塁走者は三塁に戻る
      妨害のペナルティが自動的に優先されるわけではなく、監督がプレイの結果を選ぶこともできます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 守備側の監督が、プレイの結果か妨害のペナルティかを選べる
      選べるのは守備側ではなく、妨害を受けた攻撃側の監督です。
    • 球審が、攻撃側に有利な方を選んで決める
      球審が決めるのではなく、攻撃側の監督が選んで球審に伝えます。
    • ボールデッドにして、打者に打ち直させる
      打撃妨害で打ち直しになることはなく、プレイの結果か妨害のペナルティのどちらかになります。

    試合でのポイント

    監督は、プレイが終わったらすぐに、どちらを選ぶかを球審に伝えなければなりません。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(c)

    • 打撃妨害のあとにプレイが続いたら、攻撃側の監督は、妨害のペナルティを断ってプレイの結果を選べる
    • 選んだことは、プレイが終わったらすぐに球審へ伝える
    • 例:一死三塁の外野フライで得点したとき、「得点と打者アウト」か「打者一塁・走者は三塁のまま」を選ぶ

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  10. 上級10 一死三塁。打者の外野フライが捕らえられた。三塁走者がリタッチして本塁へスタートするとき、三塁ベースコーチが走者の背中を押して送り出した。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. ボールデッドにして、走者を三塁に戻して続ける
    2. ベースコーチを退場にするが、得点は認める
    3. 得点は認め、ベースコーチに注意を与える
    4. コーチが走者の離塁を助けたので、走者はアウト
    答えと解説を見る

    正解:D コーチが走者の離塁を助けたので、走者はアウト規則6.01(a)(8)

    解説

    一塁や三塁のベースコーチが、走者に触れたりつかんだりして、塁に戻るのや塁を離れるのを助けたと審判員が判断したら、その走者はアウトです。2026年度の改正で、この条文の表現が見直されました。

    ほかの選択肢

    • A ボールデッドにして、走者を三塁に戻して続ける
      走者を戻してやり直す決まりはありません。走者がアウトです。
    • B ベースコーチを退場にするが、得点は認める
      コーチの退場ですませるのではなく、手助けを受けた走者がアウトになります。
    • C 得点は認め、ベースコーチに注意を与える
      コーチの手助けは、注意ではすみません。走者がアウトになります。

    ほかに出ることがある選択肢

    • コーチが触れただけなので、何もしない
      触れたりつかんだりして離塁を助けたと審判員が判断したら、走者はアウトです。
    • 守備側がアピールしたときだけ、走者はアウト
      アピールを待たず、手助けを認めた審判員がそのまま走者をアウトにします。

    試合でのポイント

    学童では、コーチが思わず走者の体に手を出すことがあるので、一塁・三塁のコーチの手の動きもよく見ておきます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(a)(8)(2026年度改正)

    • 一塁・三塁のベースコーチが、走者に触れたりつかんだりして、帰塁や離塁を助けたと審判員が判断したら、その走者はアウト
    • 2026年度の改正で表現が見直された(「アシスト」という言い方になった)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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    公認野球規則の日本語の全文は公開されていないため、条項のリンク先は英語の原文です。スマホでは、PDFの指定のページではなく先頭が開くことがあります。

  11. 上級11 走者一塁。一塁手がボールをユニフォームのズボンのポケットに入れて隠し、ボールを持っていないふりをして、走者が塁を離れるのを待った。審判員の対応として正しいのはどれか?

    1. 「タイム」をかけ、一塁手に注意して、そのまま再開する
    2. ポケットに隠していても、走者をタッグすればアウトにする
    3. 「タイム」をかけ、すべての走者に少なくとも1個の塁を与える
    4. 投手のボークとして、走者に1個の塁を与える
    答えと解説を見る

    正解:C 「タイム」をかけ、すべての走者に少なくとも1個の塁を与える規則5.06(c)(7)

    解説

    野手が走者をだますために、わざとボールをユニフォームの中(ズボンのポケットなど)に入れたら、審判員は「タイム」をかけます。そして、その行為をしたときに走者がいた塁から、すべての走者に少なくとも1個の塁を与えます。2026年度の改正で書き加えられました。

    ほかの選択肢

    • A 「タイム」をかけ、一塁手に注意して、そのまま再開する
      注意だけで再開するのではなく、すべての走者に塁を与えます。
    • B ポケットに隠していても、走者をタッグすればアウトにする
      審判員は「タイム」をかけるので、そのあとタッグしてもアウトにはなりません。
    • D 投手のボークとして、走者に1個の塁を与える
      ボークではなく、この決まりによって少なくとも1個の塁を与えます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 「タイム」をかけ、打者に一塁を与える
      塁を与えるのは打者ではなく、塁にいるすべての走者です。
    • 攻撃側の監督が、塁を与えるかどうかを選ぶ
      監督が選ぶのではなく、審判員が「タイム」をかけて走者に塁を与えます。

    試合でのポイント

    ボールの行方がわからなくなったら、グラブや手の中だけでなく、ポケットなどに隠していないかにも気を配ります。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(c)(7)【原注】(2026年度改正)

    • 野手が走者をだますつもりで、ボールをわざとユニフォームの中(ズボンのポケットなど)に入れたら、審判員は「タイム」
    • その行為をしたときに走者がいたと判断した塁から、すべての走者に少なくとも1個の塁(必要なら、それ以上)を与える

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  12. 上級12 走者三塁。三塁走者は、ファウル地域でリードをとっていた。打者の強いゴロが三塁ベースに当たってはね返り、ファウル地域にいた三塁走者に当たった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. ファウル地域なので走者はアウトにならず、プレイが続く
    2. 三塁走者はアウトで、ボールデッドになる
    3. 打者がアウトになり、走者は三塁に戻る
    4. ファウル地域で当たったので、ファウルボールになる
    答えと解説を見る

    正解:B 三塁走者はアウトで、ボールデッドになる規則5.09(b)(7)

    解説

    塁に当たってはね返ったフェアボールに触れた走者は、触れた場所がフェア地域でもファウル地域でもアウトです。ボールデッドになります。2026年度の改正で、この【注】の文が改められました。

    ほかの選択肢

    • A ファウル地域なので走者はアウトにならず、プレイが続く
      塁に当たってはね返ったフェアボールに触れたら、ファウル地域にいてもアウトです。
    • C 打者がアウトになり、走者は三塁に戻る
      アウトになるのは、打球に触れた走者です。
    • D ファウル地域で当たったので、ファウルボールになる
      ベースに当たった打球はフェアボールです。ファウルボールにはなりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 三塁走者はアウトだが、ボールインプレイのまま
      塁に当たってはね返ったフェアボールに走者が触れたら、その時点でボールデッドです。
    • 三塁走者がわざと当たったときだけ、アウトになる
      わざとでなくても、塁に当たってはね返ったフェアボールに触れた走者はアウトです。

    試合でのポイント

    三塁線の打球では、打球がベースに当たったかどうかと、走者に触れたかどうかの両方を見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(7)【注2】(2026年度改正)

    • 塁に当たってはね返ったフェアボールに触れた走者は、フェア地域でもファウル地域でもアウト。ボールデッドになる
    • 競技者必携2026の質疑応答でも、地域に関係なくアウトと示された

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  13. 上級13 監督がマウンドへ行き、投手Aを一塁手に移して、一塁手のBを新しい投手にした。このとき監督がマウンドへ行ったことについて、規則上の数え方として正しいのはどれか?

    1. そのイニングに、Aのところへ1回行ったことになる
    2. 新しい投手Bのところへ行ったことになり、Aには数えない
    3. Aが同じイニングに投手へ戻ったときだけ、1回と数える
    4. Aは投手でなくなったので、回数には入れない
    答えと解説を見る

    正解:A そのイニングに、Aのところへ1回行ったことになる規則5.10(l)

    解説

    監督やコーチがマウンドへ行ったときは、投手がほかの守備位置へ移っても移らなくても、そのイニングに「その投手のところへ1回行った」と数えます。2026年度の改正で書き加えられました。

    ほかの選択肢

    • B 新しい投手Bのところへ行ったことになり、Aには数えない
      マウンドへ行ったときの投手はAなので、Aのところへの1回として数えます。
    • C Aが同じイニングに投手へ戻ったときだけ、1回と数える
      投手に戻るかどうかに関係なく、マウンドへ行った時点で1回と数えます。
    • D Aは投手でなくなったので、回数には入れない
      ほかの守備位置へ移っても、そのイニングにAのところへ1回行ったと数えます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • そのイニングに、Aのところへ2回行ったことになる
      投手を代えるためにマウンドへ行っても、数えるのは1回です。

    試合でのポイント

    マウンドへ行った回数は、そのときの投手の名前といっしょに、イニングごとに記録しておくとまちがえにくくなります。

    条文の要点

    公認野球規則 5.10(l)【原注】(2026年度改正)

    • 監督・コーチがマウンドへ行ったときは、その投手が別の守備位置へ移っても移らなくても、そのイニングに「その投手のところへ1回」と数える
    • 英語の原文でも、投手を代えることは、その投手が別の守備位置で試合に残っても、その投手への1回として数えるとしている

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  14. 上級14 無死一・二塁。打者が内野に高いフライを打ち上げ、インフィールドフライが宣告された。打球は、どの内野手も通過しないうちに、二塁を離れていた二塁走者に当たった。ほかの内野手にも捕る機会はなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 打者だけがアウトで、二塁走者は二塁に戻る
    2. インフィールドフライなので、そのままプレイが続く
    3. 二塁走者だけがアウトで、打者は一塁へ進む
    4. 打者も二塁走者もアウトになり、ボールデッド
    答えと解説を見る

    正解:D 打者も二塁走者もアウトになり、ボールデッド規則5.09(b)(7)

    解説

    インフィールドフライの打球が、まだ内野手を通り過ぎないうちに、塁を離れている走者に当たったときは、打者も走者もアウトになります。ボールデッドになり、ほかの走者は進めません。2026年度の改正で、この条文の本文が改められました。

    ほかの選択肢

    • A 打者だけがアウトで、二塁走者は二塁に戻る
      塁を離れていた走者に当たったので、走者もアウトです。
    • B インフィールドフライなので、そのままプレイが続く
      走者に当たった時点でボールデッドです。
    • C 二塁走者だけがアウトで、打者は一塁へ進む
      インフィールドフライが宣告されているので、打者もアウトです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • だれもアウトにならず、打者の打ち直しになる
      インフィールドフライの宣告で打者はアウトになり、打ち直しにはなりません。

    試合でのポイント

    インフィールドフライの打球が走者に当たったら、そのとき走者が塁に触れていたかどうかを必ず確かめます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(7)(2026年度改正)

    • インフィールドフライの打球が、内野手を通過する前(ほかの内野手も守備の機会がない)に、塁を離れている走者に触れたら、打者も走者もアウト
    • 走者が塁に触れていてもいなくても、ボールデッドになり、ほかの走者は得点も進塁もできない

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  15. 上級15 無死一・二塁。インフィールドフライが宣告された打球が、どの内野手も通過しないうちに、二塁ベースに触れて立っていた二塁走者に当たった場合の判定として正しいのはどれか?

    1. 二塁走者だけがアウトで、打者は一塁へ進む
    2. だれもアウトにならず、打者の打ち直しになる
    3. 打者はアウト。走者はアウトにならず、ボールデッド
    4. 打者も二塁走者もアウトになり、ボールデッド
    答えと解説を見る

    正解:C 打者はアウト。走者はアウトにならず、ボールデッド規則5.09(b)(7)

    解説

    塁に触れている走者にインフィールドフライが当たっても、その走者はアウトになりません。打者はインフィールドフライでアウトです。ボールデッドになり、走者は進めません。

    ほかの選択肢

    • A 二塁走者だけがアウトで、打者は一塁へ進む
      打者はインフィールドフライでアウトなので、一塁へは進めません。
    • B だれもアウトにならず、打者の打ち直しになる
      インフィールドフライなので打者はアウトです。打ち直しにはなりません。
    • D 打者も二塁走者もアウトになり、ボールデッド
      塁に触れていた走者は、インフィールドフライが当たってもアウトになりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • だれもアウトにならず、打者は一塁へ進む
      インフィールドフライの宣告で、打者はアウトです。

    試合でのポイント

    塁に触れていたかどうかで走者のアウトが変わるので、当たった瞬間の走者の足の位置を見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(7)

    • 例外:インフィールドフライが、塁に触れている走者に当たっても、走者はアウトにならない(打者はアウト)
    • この場合もボールデッドで、得点も進塁もできない

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  16. 上級16 走者なし。打者の打球が右中間を転がった。追いかけた右翼手が、グラブを投げつけて打球に当てた。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 打球に当たっただけなので、罰則はない
    2. 打者に3個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま
    3. 打者に2個の塁が与えられ、ボールデッドになる
    4. 打者に本塁まで与えられ、ボールデッドになる
    答えと解説を見る

    正解:B 打者に3個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま規則5.06(b)(4)(C)

    解説

    野手がグラブを投げつけて、わざとフェアの打球に当てたときは、打者走者を含む各走者に3個の塁が与えられます。ボールインプレイなので、打者はアウトになる危険を負えば、本塁まで進んでもかまいません。

    ほかの選択肢

    • A 打球に当たっただけなので、罰則はない
      グラブを投げて打球に当てたら、罰則として3個の塁が与えられます。
    • C 打者に2個の塁が与えられ、ボールデッドになる
      送球ではなく打球なので、2個ではなく3個です。ボールインプレイのままです。
    • D 打者に本塁まで与えられ、ボールデッドになる
      本塁まで与えられるのは、フェンスを越えていたはずの打球に当てたときです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者に2個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま
      2個は送球に当てたときの数で、打球に当てたときは3個です。
    • 打者に1個の塁が与えられ、ボールデッドになる
      グラブを投げて打球に当てたときは、1個ではなく3個で、ボールインプレイのままです。
    • 打者に1個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま
      グラブを投げて打球に当てたときは、1個ではなく3個の塁が与えられます。

    試合でのポイント

    ボールインプレイなので、すぐに「タイム」をかけず、打者が三塁で止まるか本塁を狙うかまで見届けます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(4)(C)

    • 野手がグラブを投げつけて、わざとフェアの打球に当てたら、打者走者を含む各走者に3個の塁
    • ボールインプレイ。打者は、アウトになる危険を負えば本塁を狙ってもよい

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  17. 上級17 走者一塁。打者の安打で、一塁走者は三塁を狙った。外野からの三塁への送球がそれ、三塁手がグラブを投げつけて送球に当てた。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 各走者に2個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま
    2. 各走者に3個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま
    3. 各走者に1個の塁が与えられ、ボールデッドになる
    4. 送球に当たっただけなので、罰則はない
    答えと解説を見る

    正解:A 各走者に2個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま規則5.06(b)(4)(E)

    解説

    野手がグラブを投げつけて、わざと送球に当てたときは、各走者に2個の塁が与えられます。ボールはインプレイのままです。打球に当てたときの3個とは数がちがいます。

    ほかの選択肢

    • B 各走者に3個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま
      3個になるのは、フェアの打球に当てたときです。
    • C 各走者に1個の塁が与えられ、ボールデッドになる
      ボールデッドにはならず、1個ではなく2個です。
    • D 送球に当たっただけなので、罰則はない
      グラブを投げて送球に当てたら、罰則として2個の塁が与えられます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 各走者に1個の塁が与えられ、ボールインプレイのまま
      グラブを投げて送球に当てたときは、1個ではなく2個です。
    • 各走者に3個の塁が与えられ、ボールデッドになる
      送球に当てたときは3個ではなく2個で、ボールはインプレイのままです。

    試合でのポイント

    打球なら3個、送球なら2個、フェンスを越えていたはずの打球なら本塁までと、何に当てたかで塁の数が変わります。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(4)(E)

    • 野手がグラブを投げつけて、わざと送球に当てたら、各走者に2個の塁。ボールインプレイ
    • 帽子やマスクなど、体から外したユニフォームの一部で、わざと送球に触れた場合も2個((D))

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  18. 上級18 走者一塁。左中間へのライナーに中堅手が飛びついて捕ろうとしたとき、グラブが手から抜けて飛び、打球に当たった場合の処置として正しいのはどれか?

    1. グラブが打球に当たったので、各走者に3個の塁
    2. ボールデッドにして、打者に二塁を与える
    3. グラブが打球に当たったので、各走者に2個の塁
    4. 罰則はなく、ボールインプレイのままプレイが続く
    答えと解説を見る

    正解:D 罰則はなく、ボールインプレイのままプレイが続く規則5.06(b)(4)

    解説

    グラブを投げて打球に当てたときの罰則は、わざと投げた場合のものです。正当に捕ろうとしてグラブが手から抜けて飛んだときや、打球や送球の勢いでグラブが外れたときは、罰則を適用しません。

    ほかの選択肢

    • A グラブが打球に当たったので、各走者に3個の塁
      捕ろうとしてグラブが抜けたときは、3個の塁の罰則は使いません。
    • B ボールデッドにして、打者に二塁を与える
      ボールデッドにはならず、そのままプレイが続きます。
    • C グラブが打球に当たったので、各走者に2個の塁
      2個は送球に当てたときの数です。しかも、この場面では罰則そのものがありません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 罰則はないが、当たった時点でボールデッド
      捕ろうとしてグラブが抜けて当たっても、ボールデッドにはならず、プレイが続きます。
    • わざとではないので、各走者に1個の塁
      正当に捕ろうとしてグラブが抜けたときは、塁を与える罰則は使いません。

    試合でのポイント

    グラブがボールに当たったら、わざと投げたのか、捕ろうとして抜けたのかを見きわめます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(4)【原注】

    • 投げたグラブや、外した帽子・マスクの罰則は、それがボールに触れたときだけ。触れなければ罰則はない
    • 打球や送球の勢いでグラブが外れたとき、正当に捕ろうとしてグラブが手から抜けて飛んだときは、罰則を適用しない

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  19. 上級19 走者一塁。打者の大きなフライに、左翼手がフェンス際でグラブを投げつけて当て、フェンスの手前に落とした。審判員は、当たらなければフェンスを越えていたと判断した。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 打者走者を含む各走者に、2個の塁が与えられる
    2. フェンスを越えていないので、罰則はない
    3. 本塁打と同じで、打者と走者は本塁まで進める
    4. 打者走者を含む各走者に、3個の塁が与えられる
    答えと解説を見る

    正解:C 本塁打と同じで、打者と走者は本塁まで進める規則5.06(b)(4)(A)

    解説

    フェンスを越えていたと審判員が判断したフェアのフライが、野手の投げたグラブや帽子などで向きを変えられたときは、打者と走者は本塁まで進めます。ただし、塁はすべて正しく踏む必要があります。

    ほかの選択肢

    • A 打者走者を含む各走者に、2個の塁が与えられる
      2個は、送球に当てたときの数です。
    • B フェンスを越えていないので、罰則はない
      越えていたと判断すれば、投げたグラブで防いでも本塁まで与えられます。
    • D 打者走者を含む各走者に、3個の塁が与えられる
      3個になるのは、ふつうのフェアの打球に当てたときです。この場面は本塁まで与えられます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者走者を含む各走者に、1個の塁が与えられる
      越えていたと判断した打球を投げたグラブで防いだときは、本塁まで与えられます。

    試合でのポイント

    グラブが当たった位置と打球の高さをよく見て、フェンスを越えていたかどうかを判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(4)(A)

    • フェアの打球がそのままフェンスを越えたら、各走者は本塁まで(塁は正しく踏む)
    • フェンスを越えていたと審判員が判断した打球が、野手の投げたグラブ・帽子・衣類で向きを変えられたときも、本塁まで

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  20. 上級20 走者一塁。打者のゴロを遊撃手が捕って一塁へ送球したが、悪送球でボールがベンチに入った。送球したとき、打者走者はまだ一塁に達していなかった。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. ボールインプレイのままで、走者は自由に進める
    2. 投球当時の位置から2個。打者は二塁、一塁走者は三塁へ
    3. 投球当時の位置から1個。打者は一塁、一塁走者は二塁へ
    4. 送球したときの位置から、それぞれ2個の塁が与えられる
    答えと解説を見る

    正解:B 投球当時の位置から2個。打者は二塁、一塁走者は三塁へ規則5.06(b)(4)(G)

    解説

    内野手が打球を処理した最初のプレイの送球がベンチやスタンドに入ったときは、投手の投球当時の走者の位置から2個の塁が与えられます。送球が手を離れたときに打者走者が一塁に達していなければ、この扱いです。

    ほかの選択肢

    • A ボールインプレイのままで、走者は自由に進める
      ベンチに入ったのでボールデッドです。自由には進めません。
    • C 投球当時の位置から1個。打者は一塁、一塁走者は二塁へ
      ベンチに入った送球は、1個ではなく2個です。
    • D 送球したときの位置から、それぞれ2個の塁が与えられる
      送球したときの位置から数えるのは、内野手の最初のプレイでない場合や、全員が1個以上進んでいた場合です。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 審判員の判断で、進めたと思う塁に置く
      審判員の判断で置くのではなく、決まりどおり投球当時の位置から2個の塁を与えます。
    • 送球したときの位置から、1個ずつ与えられる
      内野手の最初のプレイの送球がベンチに入ったら、投球当時の位置から2個です。
    • 投球当時の位置から3個。打者は三塁、一塁走者は本塁へ
      ベンチに入った送球で与えられるのは、3個ではなく、投球当時の位置から2個です。

    試合でのポイント

    悪送球がベンチに入ったときに備えて、送球が手を離れた瞬間に打者走者が一塁に達していたかどうかを見ておきます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(4)(G)

    • 内野手の最初のプレイの送球がスタンドやベンチに入ったら、投手の投球当時の走者の位置から2個
    • 送球が手を離れたときに、打者走者を含む全員が1個以上進んでいたら、送球したときの位置から2個
    • 全軟連の解釈:「投球当時」は、投手が打者への投球動作を始めたとき(競技者必携2026)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  21. 上級21 走者なし。打者の打球が左中間を抜けた。打者走者が一塁を回って二塁へ向かっているとき、中堅手が二塁へ送球したが、ボールがそれてベンチに入った。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 送球したときの位置から2個で、打者は三塁まで
    2. 投球当時の位置から2個で、打者は二塁まで
    3. 送球したときの位置から2個で、打者は本塁まで
    4. ベンチに入ったので、打者は二塁で止める
    答えと解説を見る

    正解:A 送球したときの位置から2個で、打者は三塁まで規則5.06(b)(4)(G)

    解説

    内野手の最初のプレイ以外の送球(外野手の送球など)がベンチに入ったときは、送球が手を離れたときの走者の位置から2個の塁が与えられます。打者走者はそのとき一塁を過ぎていたので、三塁まで進めます。

    ほかの選択肢

    • B 投球当時の位置から2個で、打者は二塁まで
      投球当時の位置から数えるのは、内野手の最初のプレイの送球のときです。
    • C 送球したときの位置から2個で、打者は本塁まで
      2個は、送球のときに過ぎていた一塁から数えるので、本塁ではなく三塁までです。
    • D ベンチに入ったので、打者は二塁で止める
      ボールデッドになりますが、二塁ではなく三塁まで進めます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボールインプレイのままで、打者は進めるだけ進む
      送球がベンチに入ったらボールデッドになり、決まった2個の塁を与えます。
    • 審判員の判断で、進めたと思う塁に置く
      審判員の判断で置くのではなく、送球したときの位置から2個の塁を与えます。
    • 投球当時の位置から1個で、打者は一塁まで
      1個になるのは投球や投手板からの送球のときで、外野手の送球がベンチに入ったら、送球したときの位置から2個です。

    試合でのポイント

    送球がそれたら、ボールが手を離れた瞬間に、各走者がどの塁を過ぎていたかを見ておきます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(4)(G)

    • 内野手の最初のプレイ以外の送球がスタンドやベンチに入ったら、送球が手を離れたときの走者の位置から2個
    • 「送球したとき」は、ボールが手を離れたとき。地面に落ちたときや、スタンドに入ったときではない
    • 例:送球のとき打者走者が一塁を過ぎていれば、三塁まで

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  22. 上級22 無死一塁。打者の打球は二塁手の前へのゴロになった。一塁走者は、併殺を防ごうとして、わざとゴロを捕ろうとする二塁手にぶつかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 走塁中のことなので、そのままプレイを続ける
    2. 守備妨害だが、一塁走者を一塁に戻して続ける
    3. 一塁走者だけがアウトで、打者は一塁に残る
    4. 一塁走者と打者走者の2人がアウトになる
    答えと解説を見る

    正解:D 一塁走者と打者走者の2人がアウトになる規則6.01(a)(6)

    解説

    走者が併殺を防ぐ目的で、わざと打球や、打球を処理しようとする野手を妨げたと審判員が判断したら、ボールデッドになり、その走者と打者走者の両方がアウトになります。この行為で、進塁や得点は認められません。

    ほかの選択肢

    • A 走塁中のことなので、そのままプレイを続ける
      わざと野手を妨げたら守備妨害です。プレイは続きません。
    • B 守備妨害だが、一塁走者を一塁に戻して続ける
      妨害した走者はアウトです。戻して続けることはありません。
    • C 一塁走者だけがアウトで、打者は一塁に残る
      併殺を防ぐための故意の妨害なので、打者走者もアウトになります。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 一塁走者を退場にし、打者は一塁に残る
      退場で処置するのではなく、その走者と打者走者の2人をアウトにします。
    • 二塁手の走塁妨害で、一塁走者に二塁を与える
      打球を処理しようとする野手が優先され、わざとぶつかった走者の守備妨害です。
    • 一塁走者はアウト。ボールインプレイのまま続ける
      わざと妨げたときはボールデッドになり、一塁走者に加えて打者走者もアウトになります。

    試合でのポイント

    わざとでなくても打球を処理する野手を妨げた走者はアウトで、併殺を防ぐためのわざとの妨害なら打者走者もアウトにします。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(a)(6)

    • 走者が、併殺を防ぐ目的で、わざと打球や打球を処理する野手を妨げたら、ボールデッド。その走者と打者走者がアウト
    • この行為による進塁や得点は認めない
    • わざとでなくても、打球を処理しようとする野手を妨げた走者はアウト(6.01(a)ペナルティの原注)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  23. 上級23 走者一塁。打者がバントをした。打球は本塁の前で高くはね、打者がバッタースボックスを出て走り出したところで、手に持っていたバットにフェア地域で再び当たった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. わざとではないので、そのままプレイが続く
    2. ファウルボールとなり、打者は打ち直す
    3. 打者はアウト。ボールデッドで、走者は進めない
    4. 打者はアウトにならず、一塁走者だけを戻す
    答えと解説を見る

    正解:C 打者はアウト。ボールデッドで、走者は進めない規則5.09(a)(8)

    解説

    フェアの打球を打ったあと、そのバットがフェア地域でもう一度打球に当たったら、打者はアウトです。ボールデッドになり、走者は進めません。

    ほかの選択肢

    • A わざとではないので、そのままプレイが続く
      打者が持っているバットに、フェア地域で打球がもう一度当たったので、アウトになります。
    • B ファウルボールとなり、打者は打ち直す
      ファウルボールになるのは、打者がバッタースボックス内の正しい位置にいて、わざとでなく打球がバットや体に当たったときです。
    • D 打者はアウトにならず、一塁走者だけを戻す
      打者がアウトになり、走者も進めません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者の守備妨害で、一塁走者がアウトになる
      アウトになるのは、バットにもう一度打球を当てた打者です。
    • 妨害がなければどうなったかで、審判員が決める
      判断で処置するのではなく、フェア地域でバットにもう一度当たったら打者はアウトです。
    • ボールが止まったところで、フェアかファウルを決める
      フェア地域で持っていたバットにもう一度当たったら、止まったところに関係なく打者はアウトです。

    試合でのポイント

    バントの打球が打者の近くではねたときは、当たった場所がフェア地域か、打者がバッタースボックスの中にいたかを見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(a)(8)

    • フェアの打球を打ったあと、バットがフェア地域でもう一度打球に当たったら、打者はアウト。ボールデッドで、走者は進めない
    • 打者がバッタースボックス内の正しい位置にいて、わざとでなく打球がバットや打者に当たったら、ファウルボール

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  24. 上級24 打者が内野にゴロを打ち、バットをその場に落として一塁へ走った。フェア地域に落ちたバットに、転がってきた打球が当たって向きが変わった。打者に打球を妨げる意図はなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. バットに当たったので、ファウルボールになる
    2. ボールインプレイで、そのままプレイが続く
    3. 打者の守備妨害で、打者はアウトになる
    4. ボールデッドにして、打者に打ち直させる
    答えと解説を見る

    正解:B ボールインプレイで、そのままプレイが続く規則5.09(a)(8)

    解説

    打者走者が落としたバットに、フェア地域で打球が転がって当たった場合、打球を妨げる意図がなかったと審判員が判断すれば、ボールインプレイです。プレイはそのまま続きます。投げたバットがフェア地域で打球に当たったときは、打者はアウトで、ボールデッドになります。

    ほかの選択肢

    • A バットに当たったので、ファウルボールになる
      フェア地域での出来事なので、ファウルボールにはなりません。
    • C 打者の守備妨害で、打者はアウトになる
      わざとでなく、落ちたバットに打球が転がって当たっただけなら、守備妨害にはなりません。
    • D ボールデッドにして、打者に打ち直させる
      ボールデッドにはならず、打ち直しもありません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボールデッドにして、打者に一塁を与える
      わざとでなく転がって当たっただけなら、ボールデッドにはならず、プレイが続きます。
    • 妨害がなければどうなったかで、審判員が決める
      妨げる意図がなければ妨害の処置はせず、そのままプレイが続きます。

    試合でのポイント

    バットに当たった打球は、持っていたバットか、落ちたバットに転がってきたのかで扱いが変わるので、当たり方をよく見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(a)(8)

    • 打者走者が落としたバットに、打球がフェア地域で転がって当たり、妨げる意図がなかったと判断したら、ボールインプレイ(投げたバットが打球に当たったら打者はアウト:全軟連の審判上の取り決め)
    • 折れたバットの一部がフェア地域で打球に当たったり、走者や野手に当たったりしても、プレイは続き、妨害にしない(原注)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  25. 上級25 走者一塁。投手がボークをしたが、そのまま投球し、打者が打って二塁打になった。一塁走者は三塁まで進んだ。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. ボークとは関係なく、二塁打のプレイが生きる
    2. ボークの1個を足して、一塁走者は本塁まで進める
    3. ボークを優先して一塁走者を二塁へ進め、打ち直す
    4. 攻撃側の監督が、ボークかプレイかを選ぶ
    答えと解説を見る

    正解:A ボークとは関係なく、二塁打のプレイが生きる規則6.02(a)

    解説

    ボークがあっても、打者が安打・失策・四死球などで一塁に達し、ほかの走者も全員が1個以上進んだときは、ボークとは関係なくプレイが続きます。この場面は、二塁打と走者三塁のままです。

    ほかの選択肢

    • B ボークの1個を足して、一塁走者は本塁まで進める
      ボークの進塁を上乗せすることはありません。
    • C ボークを優先して一塁走者を二塁へ進め、打ち直す
      全員が1個以上進んだので、ボークのペナルティは使いません。
    • D 攻撃側の監督が、ボークかプレイかを選ぶ
      ボークでは、監督がプレイを選ぶのではなく、条件を満たせば自動的にプレイが生きます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボールデッドにして、打者は一塁、走者は二塁へ
      全員が1個以上進んだので、ボークのペナルティは使わず、二塁打のプレイが生きます。
    • 投球を無効にし、一塁走者を戻して打ち直す
      打者と全走者が1個以上進んだときはボークに関係なくプレイが生きるので、打ち直しにはなりません。

    試合でのポイント

    ボークのあとに投球が打たれたときは、結果を見届けて、打者と全走者が1個以上進んだかどうかで判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 6.02(a)

    • ボークのペナルティ:ボールデッドで、各走者はアウトにされずに1個進む
    • ただし、打者が安打・失策・四死球などで一塁に達し、ほかの全走者も1個以上進んだら、ボークに関係なくプレイが続く
    • ボークのあとの悪送球では、走者は与えられた塁より先へ、アウトになる危険を負って進める

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  26. 上級26 走者一塁。投手が軸足を投手板の後ろへ外してから、一塁へけん制球を投げた。これが悪送球になり、ボールがベンチに入った。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. ボールインプレイのままで、走者は自由に進める
    2. 投手のけん制球なので1個。一塁走者は二塁へ
    3. ボークとなり、一塁走者に二塁が与えられる
    4. 内野手の悪送球と同じで2個。一塁走者は三塁へ
    答えと解説を見る

    正解:D 内野手の悪送球と同じで2個。一塁走者は三塁へ規則5.07(e)

    解説

    投手が軸足を後ろへ外して投手板を離れると、内野手と同じ扱いになります。そこからの悪送球は、ほかの内野手の悪送球と同じなので、ベンチに入れば送球したときの位置から2個の塁が与えられます。

    ほかの選択肢

    • A ボールインプレイのままで、走者は自由に進める
      ベンチに入ったのでボールデッドです。自由には進めません。
    • B 投手のけん制球なので1個。一塁走者は二塁へ
      1個になるのは、投手板に触れたまま塁へ送球して、ボールがベンチなどに入ったときです。
    • C ボークとなり、一塁走者に二塁が与えられる
      投手板を正しく外してからの送球は、ボークにはなりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボールデッドで、一塁走者は一塁に戻る
      送球がベンチに入ったときは、一塁走者に送球したときの位置から2個の塁が与えられます。
    • 3個の塁。一塁走者は本塁へ
      ベンチに入った送球で与えられるのは2個で、3個になるのは打球にグラブを投げて当てたときなどです。
    • 審判員の判断で、行けたはずの塁を与える
      ベンチに入った送球の塁の数は決まっていて、送球したときの位置から2個です。

    試合でのポイント

    けん制の悪送球では、投げたときに軸足が投手板に触れていたか外れていたかを見ます(1個か2個かが変わります)。

    条文の要点

    公認野球規則 5.07(e)

    • 投手が軸足を投手板の後ろへ外したら、内野手になる。そこからの悪送球は、ほかの内野手の悪送球と同じ扱い
    • 投手板を離れていれば、どの塁へ送球してもよい
    • 投手板に触れたまま塁へ送球して、ボールがスタンドやベンチに入ったら1個(5.06(b)(4)(H))

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  27. 上級27 走者一・二塁。投手が投手板に触れたまま、二塁の方へ自由な足をまっすぐ踏み出し、送球するふりだけをした(投げなかった)場合の判定として正しいのはどれか?

    1. 打者にボールが1つ宣告される
    2. 偽投になるので、ボークが宣告される
    3. ボークではなく、そのままプレイが続く
    4. 投手板を外していないので、ボークになる
    答えと解説を見る

    正解:C ボークではなく、そのままプレイが続く規則6.02(a)(3)

    解説

    投手板に触れている投手でも、二塁へは、まっすぐ踏み出せば偽投(投げるふり)をしてもかまいません(二塁に走者がいるときの話です。走者のいない塁への偽投は、プレイのためでなければボークです)。一塁と三塁への偽投はボークですが、二塁は例外です。

    ほかの選択肢

    • A 打者にボールが1つ宣告される
      反則ではないので、ボールもボークも宣告されません。
    • B 偽投になるので、ボークが宣告される
      二塁への偽投は、正しく踏み出していればボークではありません。
    • D 投手板を外していないので、ボークになる
      投手板を外さなくても、二塁へ踏み出して偽投することは認められます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 二塁走者にだけ、三塁が与えられる
      正しく踏み出した二塁への偽投は反則ではないので、塁は与えられません。
    • タイムをかけて、投手にやり直させる
      二塁への偽投は認められているので、止めずにそのままプレイを続けます。
    • 1回目は注意で、2回目からボークになる
      正しく踏み出した二塁への偽投は認められていて、注意やボークの対象ではありません。

    試合でのポイント

    偽投の場面では、偽投した塁が一塁・三塁か二塁かと、その塁に走者がいるか、投手板に触れていたかを見て判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 6.02(a)(3)【原注】

    • 投手板に触れている投手は、塁へ送球する前に、その塁の方へまっすぐ踏み出さなければならない
    • 踏み出したら送球しなければならないが、二塁だけは例外で、二塁への偽投は認められる

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  28. 上級28 走者一・三塁。投手が投手板に触れたまま、三塁の方へまっすぐ踏み出し、送球するふりだけをした(投げなかった)場合の判定として正しいのはどれか?

    1. 打者にボールが1つ宣告される
    2. ボーク。各走者に1個の塁が与えられる
    3. まっすぐ踏み出したので、ボークではない
    4. 三塁に走者がいるので、偽投してもよい
    答えと解説を見る

    正解:B ボーク。各走者に1個の塁が与えられる規則6.02(a)(2)

    解説

    投手板に触れている投手が、一塁や三塁へ送球するふりをして投げなかったら、ボークです。まっすぐ踏み出していても変わりません。各走者に1個の塁が与えられ、三塁走者は得点します。

    ほかの選択肢

    • A 打者にボールが1つ宣告される
      ボールが1つ宣告されるのは、走者がいないときの反則投球です。
    • C まっすぐ踏み出したので、ボークではない
      一塁・三塁への偽投は、踏み出していてもボークです。
    • D 三塁に走者がいるので、偽投してもよい
      走者がいる塁でも、一塁と三塁への偽投は認められません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボーク。三塁走者だけが本塁へ進む
      ボークでは、三塁走者だけでなく、すべての走者に1個ずつ塁が与えられます。
    • タイムをかけて、投球をやり直させる
      やり直しではなく、ボークで各走者に1個の塁が与えられます。

    試合でのポイント

    投手板に触れたまま一塁・三塁の方へ踏み出したら、投手は送球までしなければなりません。

    条文の要点

    公認野球規則 6.02(a)(2)

    • 投手板に触れている投手が、一塁または三塁へ送球するふりをして、送球しなかったらボーク
    • ボークでは、ボールデッドで各走者に1個の塁(6.02(a)ペナルティ)

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  29. 上級29 走者一塁。ハイブリッドポジション(軸足を投手板に平行、自由な足を前)で構える投手は、「ワインドアップで投げる」と球審に伝えて投げていた。打撃の途中で一塁走者が盗塁して二塁へ進んだので、投手はセットポジションに戻したい。アマチュア野球(学童)では、このときの投手の対応として正しいのはどれか?

    1. セットポジションで投げることを、審判員に伝えてから投げる
    2. 走者が進んだので、何も伝えずにセットで投げてよい
    3. その打者の打撃が終わるまでは、セットには戻せない
    4. 一度伝えたら、そのイニングの間はワインドアップで投げる
    答えと解説を見る

    正解:A セットポジションで投げることを、審判員に伝えてから投げる規則5.07(a)(2)

    解説

    ワインドアップで投げると伝えたあとでも、攻撃側の選手が交代したときや、走者の位置が変わったときは、セットポジションに戻せます。アマチュア野球では、戻すときも、セットポジションで投げることを審判員に伝える必要があります(2026年度の改正)。

    ほかの選択肢

    • B 走者が進んだので、何も伝えずにセットで投げてよい
      アマチュア野球では、セットに戻すときも審判員に伝えます。
    • C その打者の打撃が終わるまでは、セットには戻せない
      走者の位置が変わったので、打撃の途中でも戻せます。
    • D 一度伝えたら、そのイニングの間はワインドアップで投げる
      攻撃側の交代や走者の進塁があれば、同じイニングの中でも戻せます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 相手チームの監督に伝えてから、セットで投げる
      セットに戻すことを伝える相手は、相手チームではなく審判員です。
    • 投球動作の途中で、セットの投げ方に切りかえる
      投球動作を始めてからワインドアップをセットに変えると、走者がいるのでボークになります。

    試合でのポイント

    申告を受けた球審は、決められたジェスチャーで示し、セットに戻すときは両手を体の前で合わせて止めた形を見せます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.07(a)(2)【注6】【注7】(2026年度改正)

    • 申告のあとも、攻撃側の交代や走者の進塁があれば、セットに戻せる。アマチュア野球では、戻すときも審判員に伝える
    • 球審は、決められたジェスチャーで申告を受けたことを示す(競技者必携2026)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  30. 上級30 学童の試合。打者が頭部に死球(ヒット・バイ・ピッチ)を受けたので、臨時代走を出すことになった。代走者になる選手として正しいのはどれか?

    1. 出場している9人のうち、打順が次の選手(投手を除く)
    2. 出場している9人のうち、監督が選んだ選手(投手を除く)
    3. ベンチにいる控え選手の中から、監督が選んだ選手
    4. 出場している9人のうち、打順が1つ前の選手(投手を除く)
    答えと解説を見る

    正解:D 出場している9人のうち、打順が1つ前の選手(投手を除く)競技者必携2026

    解説

    臨時代走者は、試合に出ている9人の中から、打順が1つ前の選手を認めます(投手と、投手を兼ねるDHは除きます)。控え選手ではなく、試合に出ている選手が務めます。

    ほかの選択肢

    • A 出場している9人のうち、打順が次の選手(投手を除く)
      打順が次の選手ではなく、前の選手です。
    • B 出場している9人のうち、監督が選んだ選手(投手を除く)
      監督が自由に選ぶのではなく、打順で決まります。
    • C ベンチにいる控え選手の中から、監督が選んだ選手
      臨時代走は、控え選手ではなく、試合に出ている選手が務めます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 出場している9人のうち、球審が選んだ選手(投手を除く)
      臨時代走の処置は球審がとりますが、走る選手は打順で決まります。

    試合でのポイント

    頭部への死球では、けがの程度に関係なく、球審は臨時代走の処置をとります。

    条文の要点

    全軟連 競技者必携 2026年改訂(臨時代走)

    • 臨時代走者は、出場している9人の中から、打順が1つ前の選手を認める(投手と、投手を兼ねるDHは除く)
    • 頭部に死球を受けたときは、選手の安全を第一に、けがの程度にかかわらず球審が臨時代走の処置をとる(2025年改訂)

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  31. 上級31 一死三塁。三塁走者がスクイズで本塁へスタートした。捕手がボールを持たないまま本塁の前へ出て投球を捕り、打者はバントできなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 打撃妨害で打者は一塁、三塁走者は三塁に戻る
    2. 捕手の守備なので正当で、そのままプレイが続く
    3. 投手のボークで、打者には一塁。三塁走者は得点する
    4. 三塁走者はアウトで、打者には一塁が与えられる
    答えと解説を見る

    正解:C 投手のボークで、打者には一塁。三塁走者は得点する規則6.01(g)

    解説

    三塁走者がスクイズや本盗で得点しようとしているときに、捕手などがボールを持たずに本塁の上や前に出たり、打者やバットに触れたりしたら、投手のボークとなります。打者には妨害で一塁が与えられ、ボールデッドになります。ボークなので、三塁走者は本塁へ進みます。

    ほかの選択肢

    • A 打撃妨害で打者は一塁、三塁走者は三塁に戻る
      ふつうの打撃妨害とちがって投手のボークにもなるので、三塁走者は得点します。
    • B 捕手の守備なので正当で、そのままプレイが続く
      ボールを持たずに本塁の前へ出て打撃を妨げたので、正当な守備ではありません。
    • D 三塁走者はアウトで、打者には一塁が与えられる
      三塁走者はアウトにならず、ボークで本塁へ進みます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ストライクが1つ宣告され、三塁走者は三塁に戻る
      捕手がボールを持たずに本塁の前に出たので、ストライクではなく、ボークと打撃妨害になります。
    • ボールデッドにして、投球をやり直させる
      やり直しではなく、投手のボークで三塁走者は得点し、打者には一塁が与えられます。
    • 打者の守備妨害で、打者がアウトになる
      妨げたのは捕手なので、打者がアウトになることはありません。

    試合でのポイント

    スクイズや本盗のときは、捕手がボールを捕る前に本塁の前へ出ていないかを、球審はよく見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(g)

    • 三塁走者がスクイズや盗塁で得点しようとしているときに、捕手などがボールを持たずに本塁の上や前に出たり、打者やバットに触れたりしたら、次のように扱う
    • 投手のボークとし、打者には妨害で一塁を与え、ボールデッド(走者はボークで1個進む)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  32. 上級32 走者一塁。投手がまだ投球していないときに、前に出て構えた捕手のミットが、打者のバットに触れた場合の処置として正しいのはどれか?

    1. 投手のボーク。一塁走者に二塁を与える
    2. 打撃妨害にせず、タイムをかけてやり直させる
    3. 打撃妨害。打者に一塁、一塁走者に二塁
    4. 捕手に注意し、打者にボールを1つ与える
    答えと解説を見る

    正解:B 打撃妨害にせず、タイムをかけてやり直させる規則6.01(c)・規則5.05(b)(3)

    解説

    投手が投球する前に、捕手が打者やバットに触れても、打撃妨害にはしません。この場合、球審は「タイム」をかけ、投手と打者に最初からやり直させます。まだ投球をしていないので、カウントも走者もそのままで再開します。

    ほかの選択肢

    • A 投手のボーク。一塁走者に二塁を与える
      投手は反則をしていないので、ボークにはしません。
    • C 打撃妨害。打者に一塁、一塁走者に二塁
      投手が投球する前の接触は、打撃妨害にはしません。
    • D 捕手に注意し、打者にボールを1つ与える
      ボールを与える決まりはなく、投手と打者に最初からやり直させます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者の守備妨害として、打者をアウトにする
      打者は反則をしていないので、アウトにはならず、最初からやり直させます。
    • 打者にストライクを1つ宣告して続ける
      まだ投球していないので、ストライクは宣告せず、最初からやり直させます。

    試合でのポイント

    捕手のミットがバットに触れたら、投球の前か後かを見きわめ、投球の前なら「タイム」をかけて構え直させます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.05(b)(3)【原注】・6.01(c)【原注】

    • 投手が投球する前に、捕手が打者やバットに触れても、打撃妨害にはしない
    • その場合、球審は「タイム」をかけ、投手と打者に最初からやり直させる
    • 打撃妨害になるかどうかは、接触が投手の投球の前か後かで分かれる

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  33. 上級33 二死満塁で打者が四球を得て、一塁に進んだ。二塁走者は三塁に触れたあと、勢いあまって本塁の方へ飛び出し、捕手からの送球でタッグされてアウト(第3アウト)。その時点で三塁走者はまだ本塁に触れておらず、そのあとに触れた。このときの得点について正しいのはどれか?

    1. 1点。四球で押し出された点として認める
    2. 1点。ただし、二塁走者のアウトは取り消す
    3. 0点。三塁走者が触れる前に第3アウトになった
    4. 0点。第3アウトをフォースアウトと同じに扱う
    答えと解説を見る

    正解:A 1点。四球で押し出された点として認める規則5.06(b)(3)(B)

    解説

    押し出されて進む走者も、与えられた塁を越えて進めば、タッグされてアウトになることがあります。その走者が第3アウトになっても、同じく押し出された前の走者が本塁に触れれば、四球で押し出された点として得点を認めます。走者たちは、次の塁に触れさえすればよかったからです。

    ほかの選択肢

    • B 1点。ただし、二塁走者のアウトは取り消す
      押し出された走者も、与えられた塁を越えて進むのは自分の危険なので、タッグされればアウトです。
    • C 0点。三塁走者が触れる前に第3アウトになった
      押し出された走者が塁を越えて第3アウトになったときは、前の走者が本塁に触れたのがそのあとでも得点を認めます。
    • D 0点。第3アウトをフォースアウトと同じに扱う
      二塁走者は三塁に触れたあとに越えたところをタッグされたので、フォースアウトとは扱いません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 1点。ただし、守備側がアピールすれば0点
      三塁走者は本塁に触れていて、アピールで取り消せる誤りもないので、1点がそのまま認められます。
    • 0点。塁を越えた走者が出て、押し出しが無効になる
      塁を越えた走者が自分の危険でアウトになるだけで、四球による押し出しは無効になりません。

    試合でのポイント

    二死満塁の押し出しで、ほかの走者が塁を越えてアウトになっても、三塁走者が本塁に触れたかを見届けて得点を判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(3)(B)【原注】

    • 打者が安全に一塁へ進むために押し出される走者は、アウトにされずに1個進める
    • 押し出された走者も、与えられた塁を越えて進むのは自分の危険で、タッグされればアウトになりうる
    • その走者が第3アウトになっても、同じく押し出された前の走者が本塁に触れれば得点になる(例:二死満塁の四球)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  34. 上級34 1番打者の番なのに2番打者が打席に入り、安打で出塁した。守備側は気づかず、次に打席に入った3番打者に1球が投げられたあとで、打順の誤りをアピールした。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 2番打者の安打を取り消して、3番打者が打撃を続ける
    2. 1番打者がアウトになり、次は2番打者がもう一度打つ
    3. 2番打者がアウトになり、1番打者から打ち直す
    4. アピールは認められず、2番打者の安打は正しい打撃になる
    答えと解説を見る

    正解:D アピールは認められず、2番打者の安打は正しい打撃になる規則6.03(b)

    解説

    不正位打者が塁に出たあと、次の打者に1球が投げられるまでにアピールがなければ、不正位打者は正位打者になり、その打撃は正しいものになります。打順は、正しいとみなされた2番の次、つまり3番から続きます。

    ほかの選択肢

    • A 2番打者の安打を取り消して、3番打者が打撃を続ける
      次の打者に投球されたあとは、2番打者の安打は正しい打撃として認められます。
    • B 1番打者がアウトになり、次は2番打者がもう一度打つ
      正位打者の1番をアウトにできるのは、次の打者への投球の前にアピールがあったときです。
    • C 2番打者がアウトになり、1番打者から打ち直す
      不正位打者そのものがアウトになることはありません。しかも投球のあとなので、アピールは認められません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 1番打者がアウトになり、3番打者が打撃を続ける
      次の打者に投球されたあとは、アピールは認められず、だれもアウトになりません。
    • 3番の打撃のあとに、とばされた1番が打つ
      2番の打撃が正しいとされたので、3番の次は4番で、1番はとばされたままです。
    • 3番打者がアウトになり、4番打者から続ける
      2番の打撃が正しいとされたので、3番は正しい打順の打者で、アウトにはなりません。

    試合でのポイント

    球審は、不正位打者が打席にいることに気づいても、だれにも知らせません。

    条文の要点

    公認野球規則 6.03(b)

    • 不正位打者が走者になるかアウトになったあと、どちらかのチームの次の打者に1球が投げられたら、その打者は正位打者になり、打撃の結果も正しいものになる
    • 次の打者は、正しいとみなされた打者の次の打順の者
    • 審判員は、不正位打者が打席にいることをだれにも知らせない(原注)

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  35. 上級35 無死一塁。4番打者の番なのに5番打者が打席に入り、二塁打を打って一塁走者は三塁へ進んだ。次の投球の前に、守備側が打順の誤りをアピールした。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. 4番がアウト。一塁走者は三塁のままで、次は5番が打つ
    2. 5番の二塁打は生かして、次の打者を4番にする
    3. 4番がアウト。一塁走者は一塁に戻り、次は5番が打つ
    4. 5番がアウト。一塁走者は三塁のままで、次は6番が打つ
    答えと解説を見る

    正解:C 4番がアウト。一塁走者は一塁に戻り、次は5番が打つ規則6.03(b)

    解説

    次の投球の前にアピールがあれば、打つべきだった正位打者(4番)がアウトになります。不正位打者の打球で進んだ分は取り消され、一塁走者は一塁に戻ります。次の打者は、アウトになった4番の次の5番です。

    ほかの選択肢

    • A 4番がアウト。一塁走者は三塁のままで、次は5番が打つ
      不正位打者の打球で進んだ分は取り消すので、一塁走者は一塁に戻ります。
    • B 5番の二塁打は生かして、次の打者を4番にする
      アピールが次の投球の前なので、5番の打撃は生かされません。
    • D 5番がアウト。一塁走者は三塁のままで、次は6番が打つ
      アウトになるのは、不正位打者ではなく正位打者です。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 4番がアウト。一塁走者は一塁に戻り、次は6番が打つ
      次の打者は、アウトになった4番の次の5番です。
    • 5番がアウト。一塁走者は一塁に戻り、次は4番が打つ
      アウトになるのは、不正位打者の5番ではなく、正位打者の4番です。
    • だれもアウトにせず、一塁走者を一塁に戻して4番が打つ
      不正位打者が打ち終えたあと、次の投球の前にアピールがあれば、正位打者の4番がアウトになります。

    試合でのポイント

    不正位打者の打撃中に起きた盗塁・ボーク・暴投・捕逸による進塁は、取り消さずにそのまま認めます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.03(b)

    • 不正位打者が走者になるかアウトになったあと、次の投球やプレイの前にアピールがあれば、正位打者をアウトにする
    • 不正位打者の打球や出塁による進塁・得点は取り消す(打撃中の盗塁・ボーク・暴投・捕逸による進塁は有効)
    • 次の打者は、アウトになった正位打者の次の打順の者

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  36. 上級36 一死一塁。中堅手がフライをグラブでしっかり捕った。そのあと投げる手にボールを持ちかえ、送球の動作に入ってからボールを落とした。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. ボールデッドにして、打者に打ち直させる
    2. 完全に捕っていたと判断すれば捕球で、打者はアウト
    3. 投げ終えていないので、捕球にならない
    4. ボールを落としたので捕球にならず、打者は走者になる
    答えと解説を見る

    正解:B 完全に捕っていたと判断すれば捕球で、打者はアウト定義(キャッチ)

    解説

    捕球と認められるには、ボールを完全につかみ、自分の意思で手放したとわかるだけの間、持っている必要があります。捕ったあと、投げる手にボールを持ちかえて送球の動作に入ってから落としたときは、捕球と判定します。全軟連の取り決めでは、持ちかえの途中や、持ちかえたばかりでまだ送球の動作に入っていないときに落としたら、捕球とはみなしません。

    ほかの選択肢

    • A ボールデッドにして、打者に打ち直させる
      ボールデッドにも、打ち直しにもなりません。
    • C 投げ終えていないので、捕球にならない
      送球の動作に入ってから落としたときは、投げ終えていなくても捕球と判定します。
    • D ボールを落としたので捕球にならず、打者は走者になる
      確実につかんだあと、投げる手に持ちかえて送球の動作に入ってからの落球は、捕球と判定します。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 故意落球として、打者はアウトでボールデッド
      故意落球は、内野手(内野の近くまで来た外野手も含む)が飛球やライナーをわざと落としたときの決まりで、捕ったあとに送球の動作中に落とした場合には当たりません。
    • 数秒持っていないので、捕球にはならない
      捕球に決まった秒数はなく、完全につかんで自分の意思で手放したかどうかで判断します。

    試合でのポイント

    持ちかえで落ちたときは、ボールが投げる手に移って、送球の動作に入っていたかどうかを見て判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 定義(キャッチ)・全軟連 競技者必携(審判上の取り決め:キャッチ)

    • 捕球:飛んでいるボールを、手かグラブでしっかりつかんで確実に持つこと(帽子・プロテクター・ポケットなどを使ってはいけない)
    • 完全につかみ、自分の意思で手放したとわかるだけの間、持っている必要がある
    • 捕ったあと、投げる手に持ちかえて送球の動作に入ってから落としたら、捕球とする。持ちかえの途中で落としたら、捕球としない(全軟連の審判上の取り決め)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  37. 上級37 走者が二塁へ滑り込み、セーフになった。そのときの衝撃で二塁ベースが外れて動き、走者は、動いたベースにも、ベースが元あった位置にも触れていなかった。ボールを持った遊撃手が、その走者にタッグした。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. セーフ(その塁ではプレイできない)
    2. ボールデッド(走者を一塁に戻す)
    3. アウト(元の位置に触れていないから)
    4. アウト(ベースから離れていたから)
    答えと解説を見る

    正解:A セーフ(その塁ではプレイできない)規則5.09(b)(4)

    解説

    走者が安全に塁に達し、その滑り込みの勢いでベースが本来の位置から外れたときは、その走者を、その塁でアウトにすることはできません。そのため、走者がベースから離れたところでタッグされても、アウトにはなりません。同じプレイの中で後から来た走者は、外れたベースが本来あった位置に触れていれば、塁に触れたものとみなします。

    ほかの選択肢

    • B ボールデッド(走者を一塁に戻す)
      ボールデッドにはならず、走者を一塁に戻す決まりもありません。
    • C アウト(元の位置に触れていないから)
      元のベースの位置に触れているかで判断するのは、同じプレイで後から来る走者のときです。
    • D アウト(ベースから離れていたから)
      安全に達した塁が走者の衝撃で外れたときは、ベースから離れていても、その塁ではアウトにできません。

    試合でのポイント

    滑り込みでベースが外れたときは、走者がセーフになったあとに外れたのかをよく見て、プレイが止まったらタイムをかけてベースを元に戻します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(4)【規則説明】

    • ボールインプレイで、塁を離れているときにタッグされた走者はアウト
    • 例外:安全に達した走者の衝撃で塁が外れたときは、その塁で、その走者にプレイはできない
    • 同じプレイのあとの走者は、外れた塁が元あった位置に触れたりとどまったりしていれば、塁に触れたものとみなす

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  38. 上級38 カウント1ボール2ストライク、走者一塁。打者がスイングし、空振りしたその投球が打者のひざに当たった場合の判定として正しいのはどれか?

    1. ストライクだが、捕手が捕っていないので振り逃げができる
    2. 死球(ヒット・バイ・ピッチ)で、打者は一塁へ進む
    3. ボールが1つ宣告され、カウントは2ボール2ストライク
    4. ストライクで三振。打者はアウトで、走者は進めない
    答えと解説を見る

    正解:D ストライクで三振。打者はアウトで、走者は進めない規則5.09(a)(6)

    解説

    スイングした投球が打者に当たったときは、死球ではなくストライクです。第3ストライクなら打者はアウトです。一塁が与えられない投球が打者に触れたので、ボールデッドになり、走者は進めません。

    ほかの選択肢

    • A ストライクだが、捕手が捕っていないので振り逃げができる
      打者に当たった時点でボールデッドなので、振り逃げはできません。
    • B 死球(ヒット・バイ・ピッチ)で、打者は一塁へ進む
      スイングしているので、当たっても死球にはなりません。
    • C ボールが1つ宣告され、カウントは2ボール2ストライク
      スイングした投球はストライクで、ボールにはなりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ファウルと同じで、カウントは1ボール2ストライク
      スイングして当たった投球はファウルではなくストライクで、三振になります。
    • ノーカウントにして、投球をやり直す
      スイングしているので、ストライクが宣告されて三振になります。
    • ストライクで三振。ボールインプレイで走者は進める
      投球が打者に当たった時点でボールデッドなので、走者は進めません。

    試合でのポイント

    スイングした投球がワンバウンドして足に当たることがあるので、スイングしたかどうかと、当たったかどうかの両方を見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(a)(6)・定義(ストライク)

    • 打者がスイングしたときに投球が打者に触れたらストライク(死球ではない)
    • 第3ストライクを打とうとして投球が打者に触れたら、打者はアウト
    • 一塁が与えられない投球が打者に触れたら、ボールデッドで、走者は進めない(5.05(b)(2))

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  39. 上級39 走者二塁。二塁走者が三塁へ盗塁のスタートを切った。打者がスイングしたとき、バットが捕手のミットに当たり(打撃妨害)、空振りになった。捕手は送球できなかった。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. ボールデッドにして、投球をやり直す
    2. 打者に一塁。二塁走者は押し出されず二塁のまま
    3. 打者に一塁、二塁走者に三塁が与えられる
    4. 打者に一塁、二塁走者には本塁まで与える
    答えと解説を見る

    正解:C 打者に一塁、二塁走者に三塁が与えられる規則5.06(b)(3)(D)

    解説

    打撃妨害で打者に一塁が与えられるとき、盗塁を企てていた走者にも、アウトにされずに1個の塁が与えられます。そのため、二塁走者は、押し出されなくても三塁へ進めます。盗塁を企てていない走者は、打者に押し出されるときだけ進みます。

    ほかの選択肢

    • A ボールデッドにして、投球をやり直す
      打撃妨害のときは、投球をやり直さず、打者に一塁を与えます。
    • B 打者に一塁。二塁走者は押し出されず二塁のまま
      押し出されない走者でも、盗塁を企てていたので1個の塁が与えられます。
    • D 打者に一塁、二塁走者には本塁まで与える
      盗塁を企てた走者に与えられるのは、1個の塁だけです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者の守備妨害で打者はアウト、二塁走者は二塁へ
      捕手のミットに当たったのは捕手が打者を妨げた打撃妨害なので、打者はアウトになりません。
    • ボーク。二塁走者に三塁、打者はそのまま打つ
      ボークになるのは三塁走者がスクイズや本盗で得点しようとしているときで、この場面は打撃妨害として打者に一塁が与えられます。

    試合でのポイント

    打撃妨害が起きたら、その瞬間に走者が盗塁のスタートを切っていたかどうかを見ておきます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(3)(D)・6.01(c)

    • 盗塁を企てている走者は、打者が捕手や野手に妨げられたら、アウトにされずに1個進める
    • 盗塁を企てていない走者は、打者に押し出されるときだけ進む

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  40. 上級40 二死満塁、カウント3ボール2ストライク。投手が投手板に触れたまま、ボールを手から落としてしまった場合の判定として正しいのはどれか?

    1. わざとではないので、何もなかったことにしてやり直す
    2. ボーク。各走者が1個進んで1点が入り、カウントはそのまま
    3. 打者にボールが宣告されて四球になり、押し出しで1点が入る
    4. 二死なので得点は認められず、そのまま投球をやり直す
    答えと解説を見る

    正解:B ボーク。各走者が1個進んで1点が入り、カウントはそのまま規則6.02(a)(11)

    解説

    走者がいるときに、投手板に触れている投手がボールを落としたら、わざとでなくてもボークです。各走者に1個の塁が与えられるので、三塁走者は得点します。投球ではないので、打者のカウントは3ボール2ストライクのままです。

    ほかの選択肢

    • A わざとではないので、何もなかったことにしてやり直す
      走者がいるときは、わざとでなくてもボークになります。
    • C 打者にボールが宣告されて四球になり、押し出しで1点が入る
      走者がいるときはボークです。打者にボールが宣告されるのは、走者がいないときに落とした球がファウルラインを越えた場合です。
    • D 二死なので得点は認められず、そのまま投球をやり直す
      ボークで押し出された三塁走者は、二死でも得点になります。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボーク。1点が入り、打者には一塁も与えられる
      ボークで塁が与えられるのは走者だけで、打者のカウントはそのままです。
    • ボールインプレイで、走者は自由に進める
      走者がいるときに投手板に触れたまま落としたらボークで、ボールデッドになります。

    試合でのポイント

    走者がいるかどうかで扱いが変わるので、ボールを落としたときは、まず塁上の走者を確かめます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.02(a)(11)・6.02(b)

    • 走者がいるとき、投手板に触れている投手が、わざとでもわざとでなくても、ボールを手やグラブから落としたらボーク
    • ボークでは各走者に1個の塁。三塁走者は本塁に進んで得点する
    • 走者がいなければボークではなく、落ちた球がファウルラインを越えたらボール、越えなければノーピッチ(6.02(b)原注)

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  41. 上級41 二死満塁。打者がフェンスを越える本塁打を打った。三塁走者は本塁に触れた。そのあと、打球を見ていた二塁走者が三塁の手前で止まっている間に、一塁走者が二塁走者を追い越してしまった。このときの得点について正しいのはどれか?

    1. 追い越しより前に本塁に触れた走者の1点だけが入る
    2. 追い越しで第3アウトになったので、1点も入らない
    3. 追い越された二塁走者がアウトで、3点が入る
    4. 本塁打なので、追い越しに関係なく4点が入る
    答えと解説を見る

    正解:A 追い越しより前に本塁に触れた走者の1点だけが入る規則5.09(b)(9)

    解説

    前の走者を追い越した走者はアウトです。二死なので、これが第3アウトになってイニングが終わります。本塁打でも、追い越しより前に本塁に触れていた走者の得点だけが認められます。

    ほかの選択肢

    • B 追い越しで第3アウトになったので、1点も入らない
      フォースアウトではないので、第3アウトより前に本塁に触れた得点は認められます。
    • C 追い越された二塁走者がアウトで、3点が入る
      アウトになるのは、追い越した後ろの走者(一塁走者)です。
    • D 本塁打なので、追い越しに関係なく4点が入る
      本塁打でも、走者が追い越せばアウトになり、二死ならそこでイニングが終わります。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 二塁走者の得点までは認められ、2点が入る
      二塁走者が本塁に触れたのは第3アウトのあとなので、得点にはなりません。
    • 追い越した一塁走者だけがアウトで、3点が入る
      二死なので一塁走者のアウトで第3アウトとなり、そのあとに本塁に触れた走者の得点は認められません。
    • 三塁走者と打者の得点が認められ、2点が入る
      打者が本塁に触れたのも第3アウトのあとなので、得点にはなりません。

    試合でのポイント

    本塁打のときも、審判員は走者が順番どおりに塁を回っているか、追い越しがないかを最後まで見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(9)

    • 前の走者がアウトになる前に、その走者を追い越した走者はアウト
    • 二死で追い越しがあれば、そこで第3アウト。本塁打でも、追い越しより前に本塁に触れた走者の得点だけを認める(7.01(e)(3)の例)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  42. 上級42 走者なし。打者がフェンスを越える本塁打を打ったが、一塁を踏み忘れた。二塁に触れたあとで気づき、一塁へ戻って踏み直してから、ダイヤモンドを一周した。そのあと、球審が「プレイ」を宣告してから次の投球の前に、守備側が一塁でアピールした。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 踏み直したので、本塁打がそのまま認められる
    2. 本塁打のボールデッド中のことなので、アピールはできない
    3. 本塁打なので、踏み忘れは問われない
    4. アピールが認められ、打者はアウトになる
    答えと解説を見る

    正解:D アピールが認められ、打者はアウトになる規則5.09(c)(2)

    解説

    ボールデッドのときは、踏み忘れた塁より先の塁に触れたあとで、戻って踏み直すことはできません。二塁に触れる前なら一塁へ戻って直せますが、この場面は二塁に触れたあとなので、アピールがあれば打者はアウトです。

    ほかの選択肢

    • A 踏み直したので、本塁打がそのまま認められる
      二塁に触れたあとは、一塁へ戻って踏み直すことが認められません。
    • B 本塁打のボールデッド中のことなので、アピールはできない
      本塁打でボールデッドの間に起きた踏み忘れも、アピールできます。この場面では、球審が「プレイ」を宣告してボールインプレイになってから、次の投球の前にアピールします。
    • C 本塁打なので、踏み忘れは問われない
      本塁打のときでも、塁はすべて正しく踏まなければなりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者はアウトだが、本塁打の1点は認める
      走者がいないので、打者がアウトになれば得点は入りません。
    • 本塁打を取り消し、打者を一塁に置く
      アピールが認められれば、打者は一塁に置かれるのではなくアウトになります。
    • 本塁に触れたあとなので、アピールはもうできない
      アピールは次の投球やプレイの前までなら、本塁に触れたあとでもできます。

    試合でのポイント

    本塁打のときも、塁審は打者が各塁を踏んだかを見ておき、アピールがあったときに判定します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(c)(2)

    • ボールインプレイ中に、塁を順に踏まずに進んだり戻ったりした走者は、アピールでアウト
    • 後ろの走者が得点したあとは、前の走者は踏み忘れた塁に戻れない
    • ボールデッドのときは、踏み忘れた塁より先の塁に触れたあとは、戻って踏み直せない(例:柵越えの本塁打で一塁を踏み忘れ、二塁に触れたあと)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  43. 上級43 二死三塁。打者の内野ゴロで、打者走者は一塁を駆け抜けてセーフになった。そのあと二塁へ向かう動きを見せ、一塁に戻る前にタッグされた。三塁走者は、そのタッグより先に本塁に触れていた。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 打者走者はアウトにならず、アピールがあればアウトになる
    2. 一塁は駆け抜けてよいので、打者走者はアウトにならない
    3. 打者走者はアウト(第3アウト)だが、1点は認められる
    4. 打者走者はアウト(第3アウト)で、得点は認められない
    答えと解説を見る

    正解:C 打者走者はアウト(第3アウト)だが、1点は認められる規則5.09(b)(11)

    解説

    一塁を駆け抜けたあと、すぐに戻らず二塁へ向かおうとしたら、タッグされればアウトです。ただし、駆け抜けてセーフと判定された打者走者は「一塁に達した」ことになるので、そのあとのアウトが第3アウトでも、それより先に本塁に触れた1点は認められます。

    ほかの選択肢

    • A 打者走者はアウトにならず、アピールがあればアウトになる
      二塁へ向かう動きを見せたあとは、アピールではなく、タッグでアウトになります。
    • B 一塁は駆け抜けてよいので、打者走者はアウトにならない
      二塁へ向かおうとしたら、駆け抜けの保護はなくなり、タッグでアウトになります。
    • D 打者走者はアウト(第3アウト)で、得点は認められない
      打者走者はすでに一塁に達しているので、一塁に達する前のアウトとはちがい、得点は認められます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボールデッドにして、打者走者を一塁に戻す
      二塁へ向かおうとした打者走者はタッグされればアウトで、ボールデッドにはなりません。
    • 打者走者はアウト。得点は、アピールがあれば取り消す
      打者走者は一塁に達していたので、それより前に本塁に触れた得点はアピールでも取り消されません。

    試合でのポイント

    一塁を駆け抜けた打者走者が二塁へ向かおうとしたかどうかを、塁審は体の向きや動きでよく見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(11)

    • 一塁を駆け抜けたあと、すぐに戻らず、二塁へ進もうとしたら、タッグでアウト
    • 駆け抜けたあと、ベンチや守備位置へ向かって、すぐに一塁へ戻らなければ、アピールでアウト
    • 駆け抜けてセーフと判定されていれば「一塁に達した」ので、そのあとに第3アウトになっても、それより前の得点は認める(原注)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  44. 上級44 一死一・三塁。打者の外野フライが捕らえられた(二死)。三塁走者はリタッチして本塁に触れた。一塁走者は捕球より前に離塁していて、一塁へ戻る前に外野からの送球が一塁に届き、アウトになった(第3アウト)。本塁に触れたのは、このアウトより先だった。このときの得点とその理由として正しいのはどれか?

    1. 得点にならない。一塁でのアウトはフォースアウトと同じだから
    2. 1点が入る。一塁でのアウトはフォースアウトではないから
    3. 1点が入る。先に本塁に触れていれば、フォースアウトでも認めるから
    4. 得点にならない。同じプレイの中で第3アウトになったから
    答えと解説を見る

    正解:B 1点が入る。一塁でのアウトはフォースアウトではないから規則5.08

    解説

    フライが捕らえられたあと、元の塁へ戻る前にアウトになるのは、フォースアウトではありません。そのため、この第3アウトより先に本塁に触れていた三塁走者の得点は認められます。三塁走者は正しくリタッチしているので、アピールで取り消されることもありません。

    ほかの選択肢

    • A 得点にならない。一塁でのアウトはフォースアウトと同じだから
      フライの捕球後に元の塁へ戻るのは、進む義務とはちがうので、フォースアウトではありません。
    • C 1点が入る。先に本塁に触れていれば、フォースアウトでも認めるから
      第3アウトがフォースアウトなら、先に本塁に触れていても得点は認められません。この場面で得点が認められるのは、一塁でのアウトがフォースアウトではないからです。
    • D 得点にならない。同じプレイの中で第3アウトになったから
      一塁走者がリタッチできずにアウトになったのはフォースアウトではないので、それより先に本塁に触れた得点は認められます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 1点が入る。ただし、一塁走者のアウトは取り消す
      一塁走者は戻る前に送球が一塁に届いたので、アウトのままです。
    • 1点が入る。一塁に達する前の打者走者のアウトでも、認めるから
      一塁に達する前の打者走者のアウトが第3アウトなら、得点は認められません。この場面の第3アウトは、帰塁できなかった一塁走者のアウトで、フォースアウトでもないので、得点が認められます。
    • 1点が入るが、守備側がアピールすれば取り消せる
      三塁走者は正しくリタッチしているので、アピールで得点を取り消すことはできません。

    試合でのポイント

    フライの捕球後の送球で第3アウトになるときは、アウトと本塁到達のどちらが早かったかを見て、得点を判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.08の規則説明(例)

    • フライの捕球のあと、元の塁へ戻る前に送球でアウトになったのは、フォースアウトではない
    • そのアウトが第3アウトでも、それより前に本塁に触れた走者(正しくリタッチした走者)の得点は認める

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  45. 上級45 走者一塁。打者の外野への安打で、一塁走者は三塁を狙った。外野からの三塁への送球が、途中にいた塁審に当たってはね、ボールがそれた。そのすきに打者走者は二塁へ進んだ。このときの処置として正しいのはどれか?

    1. ボールインプレイのままで、二塁への進塁は認められる
    2. 審判員に当たったので、ボールデッドで走者を戻す
    3. 審判員に当たったので、各走者に1個の塁を与える
    4. 審判員の妨害として、送球をやり直させる
    答えと解説を見る

    正解:A ボールインプレイのままで、二塁への進塁は認められる規則6.01(f)

    解説

    送球が審判員に当たっても、ボールインプレイのままです。そのため、ボールがはね返ってそれている間に走者が進んでも認められます。

    ほかの選択肢

    • B 審判員に当たったので、ボールデッドで走者を戻す
      送球が審判員に当たっても、ボールデッドにはなりません。
    • C 審判員に当たったので、各走者に1個の塁を与える
      審判員に当たったことで塁を与える決まりはありません。ボールインプレイで、走者は自分の判断で進みます。
    • D 審判員の妨害として、送球をやり直させる
      審判員の妨害になるのは、球審が捕手の送球を妨げたときや、野手を通過する前のフェアの打球が審判員に当たったときなどです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 悪送球と同じで、各走者に2個の塁
      2個の塁が与えられるのは送球がベンチやスタンドに入ったときなどで、審判員に当たっただけでは与えられません。
    • 審判員に当たったので、三塁を狙った走者はアウト
      送球が審判員に当たっても妨害にはならないので、それを理由に走者がアウトになることはありません。
    • ボールデッドにして、審判員の判断で走者を置く
      送球が審判員に当たってもボールインプレイのままなので、審判員が走者を置き直すことはしません。

    試合でのポイント

    審判員は、送球の通り道に立たないように、プレイに合わせて位置を考えて動きます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(f)

    • 送球が誤ってベースコーチに触れても、投球や送球が審判員に触れても、ボールインプレイ
    • ただし、ベースコーチが送球を妨害したら、走者がアウト
    • 審判員の妨害になるのは、球審が捕手の送球を妨げたとき、野手を通過する前のフェアの打球が審判員に触れたときなど(原注)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  46. 上級46 走者二塁。投球がそれそうになったので、捕手が外したマスクを投げつけ、わざと投球に当てて止めた場合の処置として正しいのはどれか?

    1. 捕手の反則なので、打者に一塁が与えられる
    2. ボールインプレイのまま、二塁走者に2個の塁が与えられる
    3. ボールデッドにして、二塁走者を二塁に戻す
    4. ボールインプレイのまま、二塁走者に1個の塁が与えられる
    答えと解説を見る

    正解:D ボールインプレイのまま、二塁走者に1個の塁が与えられる規則5.06(b)(3)(E)

    解説

    野手が、帽子やマスクなど体から外したユニフォームの一部を、わざと投球に触れさせたときは、走者に1個の塁が与えられます。ボールインプレイのままで、塁は投球に触れたときの走者の位置から与えます。

    ほかの選択肢

    • A 捕手の反則なので、打者に一塁が与えられる
      塁が与えられるのは走者で、打者ではありません。
    • B ボールインプレイのまま、二塁走者に2個の塁が与えられる
      投球のときは、2個ではなく1個です(送球なら2個、打球なら3個)。
    • C ボールデッドにして、二塁走者を二塁に戻す
      ボールデッドにはならず、走者に1個の塁が与えられます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • わざとでも反則にならず、そのままプレイが続く
      外したマスクでわざと投球に触れたら、走者に1個の塁が与えられます。
    • 捕手の反則として、打者にボールを1つ
      罰として打者にボールを与える決まりはなく、走者に1個の塁が与えられます。投球そのものは、いつもどおりボールかストライクを判定します。

    試合でのポイント

    罰則になるのは外したマスクや帽子をわざと投球に触れさせたときなので、当たったかどうかと、そのときの走者の位置を見ておきます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(b)(3)(E)

    • 野手が、帽子・マスクなど体から外したユニフォームの一部で、わざと投球に触れたら、各走者(打者を除く)に1個の塁
    • ボールインプレイ。塁は、投球に触れたときの走者の位置から与える

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  47. 上級47 二死三塁。第3ストライクの投球を捕手が捕れず(振り逃げ)、打者は一塁へ走った。三塁走者も本塁へ走って先に本塁に触れたが、捕手の一塁への送球で、打者走者は一塁に触れる前にアウトになった。このときの得点とその理由として正しいのはどれか?

    1. 1点が入る。第3ストライクで打者はもう走者だったから
    2. 1点が入る。三塁走者のほうが先に本塁に触れたから
    3. 得点にならない。一塁に達する前の打者走者のアウトだから
    4. 得点にならない。三塁走者にも進む義務があったから
    答えと解説を見る

    正解:C 得点にならない。一塁に達する前の打者走者のアウトだから規則5.08(a)

    解説

    振り逃げで打者は走者になりますが、一塁に触れる前にアウトになり、それが第3アウトなら、そのプレイの間に本塁に触れた走者がいても得点は認められません。

    ほかの選択肢

    • A 1点が入る。第3ストライクで打者はもう走者だったから
      打者走者になっていても、一塁に触れる前の第3アウトなら得点は認められません。
    • B 1点が入る。三塁走者のほうが先に本塁に触れたから
      本塁に触れた順番ではなく、第3アウトが一塁に達する前の打者走者かどうかで決まります。
    • D 得点にならない。三塁走者にも進む義務があったから
      一塁に走者がいないので、打者が走者になっても、三塁走者に進む義務はありません。得点にならないのは、一塁に触れる前の打者走者が第3アウトになったからです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 得点にならない。振り逃げのときはボールデッドになるから
      振り逃げのときもボールインプレイで、走者は進めます。得点にならないのは、一塁に触れる前の打者走者が第3アウトになったからです。
    • 得点にならない。二死では振り逃げはできないから
      二死なら、一塁に走者がいても、打者は振り逃げで一塁へ走れます。得点にならないのは、一塁に触れる前の打者走者が第3アウトになったからです。

    試合でのポイント

    二死の振り逃げでは、三塁走者が先に本塁に触れていても、打者走者が一塁に触れる前にアウトになれば得点にならないので、打者走者が一塁に触れたかどうかをよく見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.08(a)・5.05(a)(2)

    • 第3ストライクが捕らえられなかったとき、一塁に走者がいないか二死なら、打者は走者になる(振り逃げ)
    • その打者走者が一塁に触れる前にアウトになって第3アウトなら、そのプレイ中に本塁に触れた走者の得点は認めない

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  48. 上級48 走者一塁。打者がバントをしたあと、バットを前に放り投げた。バットはフェア地域で、打球を捕ろうとした捕手に当たり、捕手は打球を捕れなかった。打者にわざとの気持ちはなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 守備妨害で打者はアウト。一塁走者は二塁へ進める
    2. 守備妨害で打者はアウト。一塁走者は一塁に戻る
    3. ボールデッドにして、バントをやり直させる
    4. わざとではないので、そのままプレイが続く
    答えと解説を見る

    正解:B 守備妨害で打者はアウト。一塁走者は一塁に戻る規則5.09(a)(8)

    解説

    バット全体が投げ出されて、プレイしようとする野手を妨げたときは、わざとかどうかに関係なく守備妨害です。打者(打者走者)はアウトで、ボールデッドになります。打者走者が一塁に達する前の妨害なので、ほかの走者は投球当時の塁に戻ります。

    ほかの選択肢

    • A 守備妨害で打者はアウト。一塁走者は二塁へ進める
      打者走者が一塁に達する前の妨害なら、走者は投球当時の塁に戻ります。
    • C ボールデッドにして、バントをやり直させる
      やり直しにはなりません。守備妨害で打者はアウトです。
    • D わざとではないので、そのままプレイが続く
      バット全体を投げて野手を妨げたときは、わざとでなくても守備妨害です。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者と一塁走者の、2人ともアウトになる
      アウトになるのはバットを投げた打者だけで、一塁走者は一塁に戻ります。
    • 一塁走者がアウトで、打者は一塁へ進む
      アウトになるのは、バットを投げて守備を妨げた打者です。
    • 妨害がなければどうなったかで、審判員が決める
      判断で処置するのではなく、打者はアウトで、一塁走者は投球当時の一塁に戻ります。

    試合でのポイント

    折れたバットの一部が当たったときはプレイが続きますが、バット全体を投げて野手を妨げたときは守備妨害なので、どちらかをよく見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(a)(8)【原注】・6.01(a)ペナルティ

    • バット全体がフェア地域やファウル地域に投げ出され、プレイしようとする野手を妨げたら、わざとかどうかに関係なく妨害
    • 妨害でアウトになったらボールデッド。打者走者が一塁に達する前の妨害なら、ほかの走者は投球当時の塁に戻る
    • 折れたバットの一部が当たったときは、プレイを続ける

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  49. 上級49 走者二塁。打者のゴロが遊撃手の横を通り抜けた直後に、そのすぐ後ろにいた二塁走者に当たった。ほかの内野手には、その打球を処理する機会がなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 走者はアウトにならず、ボールインプレイのまま
    2. 走者はアウトで、打者には一塁が与えられる
    3. 走者はアウトにならないが、ボールデッドになる
    4. フェアの打球に触れたので、走者はアウトになる
    答えと解説を見る

    正解:A 走者はアウトにならず、ボールインプレイのまま規則5.06(c)(6)

    解説

    フェアの打球が内野手の股の下や横を通り抜け、ほかの内野手にも守備の機会がないまま、そのすぐ後ろの走者に当たったときは、ボールインプレイで、走者はアウトになりません。内野手に当たって向きが変わった打球が走者に当たったときも同じです。

    ほかの選択肢

    • B 走者はアウトで、打者には一塁が与えられる
      走者はアウトにならず、プレイがそのまま続きます。
    • C 走者はアウトにならないが、ボールデッドになる
      この場合はボールデッドにならず、ボールインプレイのままです。
    • D フェアの打球に触れたので、走者はアウトになる
      内野手を通り抜けた直後の打球で、ほかの内野手に守備の機会もないので、アウトにはなりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 走者はアウトにならないが、打者がアウトになる
      内野手を通り抜けた打球が走者に当たっても、打者がアウトになる決まりはありません。

    試合でのポイント

    ただし、走者がわざと打球をけるなどしたら守備妨害でアウトになるので、走者の動きも見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.06(c)(6)・6.01(a)(11)

    • フェアの打球が内野手の股の下や横を通り抜け、ほかの内野手に守備の機会がなく、すぐ後ろの走者に触れたら、ボールインプレイで走者はアウトにしない
    • 内野手に当たって向きが変わった打球が走者に触れたときも、ボールインプレイで走者はアウトにしない
    • 走者がわざと打球をけるなどしたら、守備妨害でアウト

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  50. 上級50 走者一塁。投手がセットポジションで静止したあと、打者が不用意にバッタースボックスを外したため、投手が投球を中断して投げなかった場合の処置として正しいのはどれか?

    1. 打者の妨害として、打者をアウトにする
    2. 反則投球として、打者にボールを1つ宣告する
    3. 投球をやめたので、ボーク。一塁走者に二塁
    4. ボークにせず、タイムをかけてやり直させる
    答えと解説を見る

    正解:D ボークにせず、タイムをかけてやり直させる規則5.04(b)(2)

    解説

    投手がセットポジションに入ったり、ワインドアップを始めたりしたあとは、打者はバッタースボックスを離れてはいけません。走者がいるときに、打者が不用意に打席を外すなどして投手の投球を中断させたら、投手が投げるのをやめてもボークにはしません。投手と打者の両方が規則に反したものとして、球審は「タイム」をかけ、2人に最初からやり直させます。

    ほかの選択肢

    • A 打者の妨害として、打者をアウトにする
      打席を外して投球を中断させても、打者をアウトにする決まりはなく、投手と打者に最初からやり直させます。
    • B 反則投球として、打者にボールを1つ宣告する
      打者へ投げていないので反則投球にはあたらず、打者が投球を中断させたときはボークにもしません。
    • C 投球をやめたので、ボーク。一塁走者に二塁
      打者が不用意に投手を止めさせたときは、投球をやめてもボークにはしません。

    試合でのポイント

    投手が投球を途中でやめたときは、打者が打席を外して止めさせたのではないかも見て、ボークかどうかを判断します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.04(b)(2)【原注】

    • 投手がセットポジションに入ったり、ワインドアップを始めたりしたあとは、打者はバッタースボックスを離れてはいけない
    • 走者がいるとき、打者が不用意に投手の投球を中断させたら、投手が投げるのをやめてもボークにしない
    • 投手と打者の両方の違反として、球審は「タイム」をかけ、最初からやり直させる

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  51. 上級51 一死三塁、カウント1ボール0ストライク。スクイズで三塁走者がスタートしたが、打者はバントを空振りした。そのあと、打者が、本塁で走者にタッグしようとする捕手の動きを妨げた。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 打者がアウト。三塁走者は三塁に戻る
    2. 打者と三塁走者の、2人ともアウト
    3. 三塁走者がアウト。打者はアウトにならない
    4. 妨害は取らず、三塁走者の得点を認める
    答えと解説を見る

    正解:C 三塁走者がアウト。打者はアウトにならない規則5.09(b)(8)・規則6.01(a)(3)

    解説

    二死より前に三塁に走者がいて、打者が本塁でのプレイを妨げたときは、得点しようとした走者がアウトになり、打者はアウトになりません。二死のときは、打者がアウトになり、得点は認められません。この場面では打者はアウトにならないので、空振りのストライクを数えて、そのまま打撃を続けます。

    ほかの選択肢

    • A 打者がアウト。三塁走者は三塁に戻る
      二死より前に、打者が本塁でのプレイを妨げたときは、打者ではなく得点しようとした走者がアウトです。
    • B 打者と三塁走者の、2人ともアウト
      アウトになるのは、得点しようとした三塁走者だけです。
    • D 妨害は取らず、三塁走者の得点を認める
      打者が本塁でのプレイを妨げたら守備妨害として扱い、得点は認めません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者がアウト。三塁走者の得点は認める
      二死前に打者が本塁でのプレイを妨げたら、得点しようとした三塁走者がアウトになり、得点は認められません。
    • 捕手の打撃妨害で、打者に一塁
      打者が捕手のプレイを妨げたので、打撃妨害ではなく打者の守備妨害です。
    • だれもアウトにせず、三塁走者を三塁に戻す
      二死前に打者が本塁でのプレイを妨げたら、得点しようとした走者がアウトになります。

    試合でのポイント

    スクイズで本塁のプレイがあるときはアウトカウントを確かめておき、二死より前の打者の妨害なら、三塁走者をアウトにします。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(8)・6.01(a)(3)

    • 二死より前に三塁に走者がいて、打者が本塁でのプレイを妨げたら、得点しようとした走者がアウト
    • 二死のときは、打者がアウトになり、得点は認めない
    • 打者の妨害で得点しようとした走者がアウトになったときは、打者はアウトにならない(6.03(a)(3)の例外)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  52. 上級52 本塁でのクロスプレイ。走者は本塁を踏み損ね、捕手のタッグも空振りになった。走者はすぐに本塁へ戻って踏もうとしている。捕手がこの走者をアウトにする方法として正しいのはどれか?

    1. ボールを持って本塁に触れ、アピールする
    2. 戻ってくる走者本人にタッグする
    3. 球審が見ていれば、何もしなくてよい
    4. 走者が踏み直したあとに、アピールする
    答えと解説を見る

    正解:B 戻ってくる走者本人にタッグする規則5.09(b)(12)

    解説

    本塁を踏み損ねた走者が、本塁へ戻ろうとせずにベンチへ向かうときは、ボールを持った野手が本塁に触れてアピールすればアウトにできます。しかし、踏み損ねた走者がすぐに本塁へ戻って踏もうとしているときはこの方法は使えず、走者本人にタッグしなければアウトになりません。

    ほかの選択肢

    • A ボールを持って本塁に触れ、アピールする
      本塁に触れてアピールすればよいのは、走者が本塁へ戻ろうとしないときです。
    • C 球審が見ていれば、何もしなくてよい
      球審が見ていても、守備側が何もしなければアウトにはなりません。
    • D 走者が踏み直したあとに、アピールする
      ボールインプレイ中に本塁を踏み直せば、踏み損ねは正されたことになります。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 本塁に触れず、球審に声でアピールする
      本塁へ戻ろうとしている走者は、本人にタッグしなければアウトになりません。

    試合でのポイント

    走者が本塁を踏み損ね、タッグもないときは、急いで宣告せず、走者が戻って踏むか、捕手がタッグするかを見て判定します。

    条文の要点

    公認野球規則 5.09(b)(12)【原注】・5.09(c)(4)

    • 本塁を踏み損ねて戻ろうとしない走者は、ボールを持った野手が本塁に触れてアピールすればアウト
    • この方法は、走者がベンチへ向かい、捕手が追いかけなければならないような場合のためのもの
    • 踏み損ねてすぐに本塁へ戻ろうとする走者は、本人にタッグしなければアウトにならない

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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    公認野球規則の日本語の全文は公開されていないため、条項のリンク先は英語の原文です。スマホでは、PDFの指定のページではなく先頭が開くことがあります。

  53. 上級53 3回表の初め。1回と2回を投げてきた先発投手が、守備に就くためにベンチから出て、ファウルラインを越え、マウンドへ向かった。準備投球の前に、監督が投手の交代を申し出た(けがや病気ではなく、投球数の制限にも達していない)。この交代の申し出について正しいのはどれか?

    1. 交代できない。最初の打者が終わるまで投げる
    2. 交代できない。この回が終わるまで投げる
    3. 交代できる。まだ準備投球を始めていない
    4. 交代できる。打者がまだ打席に入っていない
    答えと解説を見る

    正解:A 交代できない。最初の打者が終わるまで投げる規則5.10(g)(2)

    解説

    試合に出ている投手が回の初めに準備投球をしたら、その回の最初の打者がアウトになるか一塁に達するまで、投げなければなりません。日本では、この「準備投球をしたら」を「ファウルラインを越えたら」と置きかえて適用します(2026年度改正の【注】)。けがや病気で投げられないと球審が判断したときは、交代できます。

    ほかの選択肢

    • B 交代できない。この回が終わるまで投げる
      義務は最初の打者がアウトになるか一塁に達するまでで、回の終わりまでではありません。
    • C 交代できる。まだ準備投球を始めていない
      日本では、準備投球の前でも、回の初めにファウルラインを越えた時点で投げる義務が生じます。
    • D 交代できる。打者がまだ打席に入っていない
      打者が打席に入る前でも、ファウルラインを越えた投手は、その回の最初の打者に投げなければなりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 交代できる。前の回を投げ終えている
      前の回を投げ終えていても、回の初めにファウルラインを越えたら、最初の打者に投げる義務があります。
    • 交代できる。監督の判断でいつでも代えられる
      けがや病気で投げられないと球審が判断したとき以外は、最初の打者が終わるまで投げなければなりません。
    • 交代できない。3人の打者に投げ終えるまで
      この場面で投げる義務は、その回の最初の打者がアウトになるか一塁に達するまでです。

    試合でのポイント

    回の初めに投手がファウルラインを越えたかどうかを見ておき、そのあとに交代を申し出られたら、最初の打者が終わるまで投げることを監督に伝えます。

    条文の要点

    公認野球規則 5.10(g)(2)【注】(2026年度改正)

    • 回の初めにファウルラインを越えた投手は、その回の最初の打者がアウトになるか一塁に達するまで投げる(2026年度改正の【注】)
    • 最初の打者に代打が出ても、その代打がアウトになるか一塁に達するまで投げる
    • けがや病気で投げられないと球審が判断したときは、この義務はない

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  54. 上級54 一死二塁。二塁ベースに触れて立っていた二塁走者が、ベースのすぐそばでゴロを捕ろうとした遊撃手とぶつかり、遊撃手は捕れなかった。走者にわざとの気持ちはなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 走者と打者の2人がアウトになる
    2. 故意でなくても、守備妨害で走者はアウト
    3. 遊撃手の走塁妨害で、走者に三塁
    4. 走者はアウトにならず、プレイが続く
    答えと解説を見る

    正解:D 走者はアウトにならず、プレイが続く規則6.01(a)

    解説

    打球を処理しようとする野手を妨げた走者は、故意でなくてもアウトになるのが原則です。ただし、正しく占有している塁に触れていた走者は、審判員が故意と判断しない限り、フェア地域でもファウル地域でもアウトにしません。故意と判断したときは、二死前なら走者と打者の2人、二死なら打者をアウトにします。

    ほかの選択肢

    • A 走者と打者の2人がアウトになる
      2人がアウトになるのは、塁上の走者が故意に妨げたと判断したときです。
    • B 故意でなくても、守備妨害で走者はアウト
      塁に触れていた走者は、故意に妨げたのでなければアウトになりません。
    • C 遊撃手の走塁妨害で、走者に三塁
      打球を処理しようとしている野手には優先権があり、ふつうは走塁妨害になりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者がアウトになり、走者は二塁に残る
      塁に触れていた走者が故意でなく妨げたときは、打者も走者もアウトになりません。
    • ボールデッドにして、打者に打ち直させる
      ボールデッドにはならず、そのままプレイが続きます。
    • 妨害がなければどうなったかで、審判員が決める
      塁に触れていた走者がわざとでなく妨げたときは妨害の処置をせず、そのままプレイが続きます。

    試合でのポイント

    塁のすぐそばで走者と野手が接触したら、走者が塁に触れていたか、わざと妨げたかを見きわめます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(a)【原注】

    • 打球を処理しようとする野手を妨げた走者は、故意かどうかに関係なくアウトが原則
    • 正しく占有している塁に触れていた走者は、故意と判断しない限りアウトにしない(フェア地域でもファウル地域でも)
    • 故意と判断したら、二死前は走者と打者の2人がアウト、二死なら打者がアウト

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  55. 上級55 一死二・三塁。三塁走者が三本間で挟まれている間に、二塁走者が三塁まで進んで三塁ベースに立った。そのあと、三塁走者が送球をわざと体で止め、守備妨害でアウトになった。三塁に立っている走者の扱いとして正しいのはどれか?

    1. 本塁まで1個進められる
    2. この走者もアウトになる
    3. 二塁まで戻ることになる
    4. 三塁にそのままいられる
    答えと解説を見る

    正解:C 二塁まで戻ることになる規則6.01(a)

    解説

    妨害でアウトが宣告されたら、ほかの走者は妨害のときに正しく触れていた塁に戻るのが原則です。しかし、挟まれている三塁走者は、本塁に正しく達するまで三塁を占めているとみなされるので、後ろの走者は三塁に立っていても三塁を得たことになりません。妨害のプレイで進塁は認められないため、その走者は二塁に戻されます。二・三塁間の挟殺で、後ろの走者が二塁まで来ていたときも同じです。

    ほかの選択肢

    • A 本塁まで1個進められる
      妨害のプレイで、走者が進むことは認められません。
    • B この走者もアウトになる
      妨害でアウトになるのは、送球を止めた三塁走者だけです。
    • D 三塁にそのままいられる
      前の走者は三塁を占めているとみなされていたので、後ろの走者は三塁を得ておらず、三塁にはいられません。

    試合でのポイント

    挟殺プレイの間は、後ろの走者がどの塁まで来ているかも見ておき、妨害が起きたら正しい塁に戻します。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(a)【原注】

    • 妨害でアウトを宣告したら、ほかの走者は妨害のときに正しく触れていた塁に戻るのが原則
    • 三本間の挟殺中に後ろの走者が三塁に来ていても、前の走者が守備妨害でアウトになったら、後ろの走者は二塁に戻す
    • 妨害のプレイで進塁は認めない。走者は次の塁に正しく達するまで元の塁を占めているとみなす(二・三塁間でも同じ)

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  56. 上級56 一塁側のファウル地域に張られたロープの外で、保護者が観戦している。ファウルフライを追った一塁手が、ロープの上から観客側へグラブを伸ばしたところ、観客の手に当たって捕れなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 観客の妨害になり、投球をやり直す
    2. 観客の妨害にはならず、ファウルボール
    3. ボールインプレイのまま、プレイを続ける
    4. 観客の妨害になり、打者はアウト
    答えと解説を見る

    正解:B 観客の妨害にはならず、ファウルボール規則6.01(e)

    解説

    野手がフェンスや手すり、ロープを越えて、観客のいる側へ手を伸ばして捕ろうとしたときは、観客にじゃまされても妨害とは認めません。野手は自分の危険でそうしているからです。この場面は捕れなかったファウルフライなので、ファウルボールになります。反対に、観客が競技場の側へ手を出して捕球を明らかに妨げたときは、観客の妨害で打者はアウトです。

    ほかの選択肢

    • A 観客の妨害になり、投球をやり直す
      観客の妨害で投球をやり直すという決まりはなく、捕れなかったファウルフライはファウルボールです。
    • C ボールインプレイのまま、プレイを続ける
      捕れなかったファウルフライはファウルボールなので、ボールデッドになります。
    • D 観客の妨害になり、打者はアウト
      観客側へ手を伸ばした野手は自分の危険で捕りにいくので、観客の妨害にはなりません。

    試合でのポイント

    ロープ際のフライでは、野手の手がロープを越えて観客側に出ていたか、観客の手が競技場側に出ていたかを見きわめます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.01(e)【原注】

    • 観客が送球や打球を妨害したら、その瞬間にボールデッド。審判員は、妨害がなければどうなったかを考えて処置する
    • 観客の妨害で、野手がフライを捕れなかったことが明らかなら、打者はアウト
    • 野手がフェンス・手すり・ロープを越えて観客側へ手を伸ばしたときは、妨害を認めない(野手の危険)。観客が競技場側へ手を出して妨げたら、観客の妨害

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  57. 上級57 走者一塁。左投手がセットポジションから右足(自由な足)を上げ、投手板の後ろのふちより後ろ(二塁側)まで振ってから、一塁へまっすぐ踏み出してけん制球を投げた場合の判定として正しいのはどれか?

    1. ボーク。一塁走者に二塁が与えられる
    2. 左投手の一塁へのけん制なので、足の動きは自由
    3. 一塁へまっすぐ踏み出したので、正しいけん制
    4. 反則投球で、打者にボールが1つ宣告される
    答えと解説を見る

    正解:A ボーク。一塁走者に二塁が与えられる規則6.02(a)(1)

    解説

    左投手でも右投手でも、自由な足を振って投手板の後ろのふちを越えたら、打者へ投げなければなりません。例外は、二塁でのピックオフのために二塁へ送球するときだけです。この場面は、後ろのふちを越えたあとで一塁へけん制したので、ボークになります。

    ほかの選択肢

    • B 左投手の一塁へのけん制なので、足の動きは自由
      左投手でも右投手でも、自由な足が後ろのふちを越えたら打者へ投げなければなりません。
    • C 一塁へまっすぐ踏み出したので、正しいけん制
      自由な足が後ろのふちを越えたあとは、踏み出し方が正しくても一塁へは投げられません。
    • D 反則投球で、打者にボールが1つ宣告される
      打者への投球ではなく塁への送球なので、反則投球ではなくボークです。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ボールデッドにして、けん制をやり直させる
      やり直しではなく、ボークで一塁走者に二塁が与えられます。
    • けん制で走者をアウトにすれば、ボークにしない
      自由な足が後ろのふちを越えたあとの一塁へのけん制はボークで、アウトにしても一塁走者に二塁が与えられます。

    試合でのポイント

    左投手の一塁へのけん制では、上げた右足が投手板の後ろのふちを越えたかどうかを、よく見ます。

    条文の要点

    公認野球規則 6.02(a)(1)【原注】

    • 投手板に触れている投手が、投球の動作を始めながら、途中でやめたり変えたりして投球しなければボーク
    • 左右を問わず、自由な足を振って投手板の後ろのふちを越えたら、打者へ投げなければならない
    • 例外は、二塁でのピックオフのための二塁への送球

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  58. 上級58 走者一塁、カウント1ボール0ストライク。打者が空振りし、その勢いで後ろまで回ったバットが、捕手がまだ捕っていない投球に当たった。ボールはバックネットの方へ転がり、一塁走者は二塁へ進んだ。打者にわざとの気持ちはなかった。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. ボールインプレイで、走者の二塁は認める
    2. 打者の守備妨害でアウト。走者は一塁に戻る
    3. 捕手の打撃妨害で、打者に一塁を与える
    4. ストライクだけでボールデッド。走者は一塁に戻る
    答えと解説を見る

    正解:D ストライクだけでボールデッド。走者は一塁に戻る規則6.03

    解説

    打者が空振りし、その自然な勢いでバットが後ろまで回って、わざとではなく捕手や、まだ捕られていない投球に当たったときは、打者の妨害にはせず、ストライクだけを宣告します。ただし、ボールデッドになり、走者は進めないので、元の塁に戻します。打席を出るなどして捕手の守備や送球を妨げたときは、打者の守備妨害です。

    ほかの選択肢

    • A ボールインプレイで、走者の二塁は認める
      ボールデッドになるので、走者はこのプレイで進むことができません。
    • B 打者の守備妨害でアウト。走者は一塁に戻る
      空振りの自然な勢いで、わざとではなくバットが当たったときは、打者の妨害にはしません。
    • C 捕手の打撃妨害で、打者に一塁を与える
      捕手が打者の打撃を妨げたのではないので、打撃妨害にはなりません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ノーカウントでやり直し。走者は一塁に戻る
      空振りしているので、ストライクが宣告されます。
    • 打者の妨害で、一塁走者がアウトになる
      空振りの勢いでわざとではなく当たったときは妨害にせず、走者は一塁に戻すだけです。
    • 審判員の判断で、進めたと思う塁に置く
      審判員の判断で置くのではなく、ストライクだけを宣告し、走者は一塁に戻します。

    試合でのポイント

    空振りのバットが投球や捕手に当たったら、すぐに「タイム」をかけてストライクを示し、進んだ走者を元の塁に戻します。

    条文の要点

    公認野球規則 6.03(a)(3)・(4)【原注】

    • 空振りの自然な勢いで、バットがわざとではなく捕手やまだ捕られていない投球に当たったら、打者の妨害とせず、ストライクだけを宣告する
    • ボールデッドになり、走者は進めない
    • 打者が打席を出るなどして、本塁での捕手の守備や送球を妨げたら、打者はアウト(6.03(a)(3))

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  59. 上級59 無死一・二塁。内野のフェア地域に上がった飛球に、インフィールドフライが宣告された。遊撃手はいったんグラブに当ててから、わざと地面に落とした。このときの判定として正しいのはどれか?

    1. 打者はアウト。ボールデッドで、走者は元の塁へ
    2. 落としたので打者は走者になり、走者は押し出される
    3. 打者はアウト。ボールインプレイのまま続く
    4. 捕球と同じ扱いで、走者はリタッチが必要になる
    答えと解説を見る

    正解:C 打者はアウト。ボールインプレイのまま続く定義(インフィールドフライ)・規則5.09

    解説

    無死か一死で一塁に走者がいるとき、内野手がフェアの飛球やライナーを故意に落とすと、ふつうは打者アウトでボールデッドになります。しかし、インフィールドフライが宣告された打球では、インフィールドフライの規則が優先され、故意に落としてもボールインプレイのままです。打者はアウトなので、走者はフォースの状態ではなく、危険を承知で進むことができます。

    ほかの選択肢

    • A 打者はアウト。ボールデッドで、走者は元の塁へ
      インフィールドフライの規則が優先されるので、故意落球としてボールデッドにはしません。
    • B 落としたので打者は走者になり、走者は押し出される
      インフィールドフライが宣告されたフェアの飛球なので、落としても打者はアウトです。
    • D 捕球と同じ扱いで、走者はリタッチが必要になる
      捕球ではないので、走者はリタッチしなくても、危険を承知で進むことができます。

    ほかに出ることがある選択肢

    • 打者と走者の2人がアウトになる
      アウトになるのは打者だけで、わざと落としても走者までアウトにはなりません。
    • 打者はアウト。走者は全員1個ずつ進める
      塁が与えられるのではなく、走者は危険を承知で進むことができるだけです。
    • 打者はアウト。走者はフォースの状態のまま
      打者がアウトになるので、走者のフォースの状態はなくなります。

    試合でのポイント

    インフィールドフライを宣告した打球を野手が落としても、ボールデッドにせず、走者の動きとタッグのプレイを見続けます。

    条文の要点

    公認野球規則 定義(インフィールドフライ)【原注】・5.09(a)(12)

    • インフィールドフライが宣告された打球を内野手が故意に落としても、ボールインプレイ(インフィールドフライの規則が優先)
    • インフィールドフライが宣告されたフェアの飛球は、捕っても落としても打者はアウト
    • 無死か一死で一塁に走者がいるとき、インフィールドフライでないフェアの飛球やライナーを内野手が故意に落とすと、打者アウト・ボールデッドで、走者は元の塁に戻る(5.09(a)(12))

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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  60. 上級60 学童部の試合。打者が、学童部では使えない「打球部に弾性体の付いた一般用バット」で打ち、二塁打になった。次の投球の前に、守備側の監督が指摘した。2026年度改正の公認野球規則での扱いとして正しいのはどれか?

    1. 打者はアウト。走者は投球当時の塁に戻す
    2. バットを取り除き、二塁打はそのまま生かす
    3. 打者はアウトにし、試合からも退かせる
    4. 二塁打を取り消し、別のバットで打ち直す
    答えと解説を見る

    正解:B バットを取り除き、二塁打はそのまま生かす規則3.02(2026年度改正)・全軟連(学童部)

    解説

    2026年度の改正で加わった【3.02注】では、規則や所属する団体の規定に反するバットは、試合から取り除くとしています。そのバットを使ったことがあとでわかっても、打者はアウトにも退場にもならず、使う前に異議が出ていなければ、そのプレイも取り消しません。学童部では、打球部に弾性体の付いた一般用バットは全軟連の規定で使えないので、取り除いて別のバットを使わせます。

    ほかの選択肢

    • A 打者はアウト。走者は投球当時の塁に戻す
      規定に反するバットを使ったことがあとでわかっても、打者はアウトにならず、プレイも取り消しません。
    • C 打者はアウトにし、試合からも退かせる
      アウトや退場になるのは改造したバットを使ったときで、このバットには当たりません。
    • D 二塁打を取り消し、別のバットで打ち直す
      使ったあとに指摘されたときは、そのプレイを取り消さず、打ち直しもさせません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • バットは取り除かず、二塁打もそのまま生かす
      規定に反するバットは、見つかった時点で試合から取り除きます。
    • 二塁打を単打に変え、バットを取り除く
      使う前に異議が出ていなければ、そのプレイは変えずにそのまま生かします。
    • 二塁打は生かすが、打者は試合から退く
      規定に反するバットを使ったことがあとでわかっても、打者は退場になりません。

    試合でのポイント

    打席に入る前に気づいたら、別のバットに替えさせます。試合前の用具の点検でも、学童部で使えないバットがないかを確かめます。

    条文の要点

    公認野球規則 【3.02注】(2026年度改正)・3.02(c)〔付記〕〔原注〕・全軟連「学童部のバットの使用制限」

    • 日本では、規則や所属する団体の規定に反するバットは、試合から取り除く(2026年度改正の【3.02注】)
    • 使ったあとに違反がわかっても、打者はアウトにも退場にもならない。使う前に異議がなければ、そのプレイは取り消さない
    • 学童部では、打球部に弾性体を付けた一般用バットは使えない(全軟連・2025年から)
    • 飛距離を伸ばすなどの改造をしたバットは別の規定で、打者はアウト(6.03(a)(5))

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  61. 上級61 走者一塁、カウント1ボール1ストライク。投球と同時に一塁走者が二塁へ走った。球審はハーフスイングを「ボール」としたが、捕手の要請で、一塁塁審が「スイング」と判定した。この確認の間のボールの扱いとして正しいのはどれか?

    1. ボールインプレイで、プレイはそのまま続く
    2. 確認の間はタイムで、走者は二塁に置く
    3. 確認を求めた時点で、ボールデッドになる
    4. 判定が変わったので、走者は一塁に戻す
    答えと解説を見る

    正解:A ボールインプレイで、プレイはそのまま続く規則8.02

    解説

    ハーフスイングの確認が求められている間も、ボールインプレイです。塁審の判定で「ボール」が「ストライク」に変わることがあるので、走者はその危険を承知で進み、捕手も盗塁に備えておく必要があります。確認を求められるのは球審が「ボール」と判定したときだけで、塁審が「ストライク」と判定すれば、そちらが優先されます。

    ほかの選択肢

    • B 確認の間はタイムで、走者は二塁に置く
      確認の間もタイムにはならず、走者は捕手の送球でアウトになることがあります。
    • C 確認を求めた時点で、ボールデッドになる
      ハーフスイングの確認を求めても、ボールデッドにはなりません。
    • D 判定が変わったので、走者は一塁に戻す
      判定が「ストライク」に変わっても、走者が一塁に戻されることはありません。

    ほかに出ることがある選択肢

    • ストライクに変わったので、投球をやり直す
      ストライクに変わっても投球はやり直さず、ストライクとしてカウントに加えます。
    • 走者は、判定が変わった時点でアウト
      判定が変わっても走者が自動でアウトになることはなく、捕手の送球でタッグされればアウトになります。

    試合でのポイント

    ハーフスイングの確認をしている間も、走者や捕手の動きから目を離さず、続くプレイを判定します。

    条文の要点

    公認野球規則 8.02(c)【原注】

    • ハーフスイングの確認の間も、ボールインプレイ
    • 走者は、塁審の判定で「ボール」が「ストライク」に変わり、捕手の送球でアウトになる危険を負う
    • 確認を求められるのは球審が「ボール」と判定したときだけ。塁審が「ストライク」とすれば、それが優先
    • 確認の要請は、次の投球やプレイの前まで(イニングが終わるプレイなら、内野手がフェア地域を離れる前まで)

    規則の文章そのままではなく、内容を短くまとめたものです。

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